マザーボードをネジで固定したら各種ケーブルを接続していこう。おもなケーブルはATXメイン電源、+12V電源、フロントパネル用のUSB3.0およびUSB2.0、オーディオ機能、背面のケースファンなどだ。ケースファンのケーブルはマザーボードの「SYS_FAN」に直接接続するのが一般的だが、このPCケースではケースから延びているシリアルATA電源ケーブルに電源ユニットのケーブルを接続することで電力がファンに供給される。
写真左がフロントパネルのオーディオ機能用コネクタ。写真中央がUSB2.0だ。形状が酷似しているがピンの位置が異なるので間違えて挿さることはない。右の写真はPCケースから延びるシリアルATA電源ケーブル。フロントとリアのケースファンに電源を供給する |
続いてストレージ類の取り付けを行おう。今回はシステムディスクにSSD、光ドライブはDVDスーパーマルチという構成だ。SSDは2.5インチだが、PCケースの内蔵3.5インチベイのマウンタに取り付け可能。この際に、SSDのコネクタ部を“奥”にしておくとケーブル配線がスッキリとする。光ドライブはドライバーなしのツールレスで固定可能だ。
ストレージの固定、ケーブル接続が終了したらグラフィックボードを取り付ける。今回チョイスしたのはAMD Radeon HD 7790を搭載したギガバイトの「GV-R779OC-2GD」だ。まず、PCケース側のスロットカバーを取りはずしたら、黄緑色の「PCIEX16」スロットの仕切りとグラフィックボードの切り欠きを合わせ、上からグッと押す。電源ケーブルを接続したら組み立て作業はほぼ完了だ。
PCケース側のスロットカバーは、折り曲げて切り取るタイプ。カバーをはずしたらグラフィックボードを上からグッと押し込もう。電源ケーブル接続の接続を忘れると、まったく画面表示がされないので忘れずに行っておく |
グラフィックボードの取り付けが終了したら、今一度各種ケーブルがきちんと接続されているかチェックしてみよう。問題がないようなら左右の再度カバーを取り付けて完成だ。あとはOSインストールやドライバインストールといった作業に取りかかる。
さて、せっかくPCを組み上げたのだから、このマシンがどのくらいのパフォーマンスを発揮するのか知りたいのが人情。そこで「ファイナルファンタジーⅩⅣ: 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編」のスコアを計測してみた。結果、最高品質のフルHDでも「とても快適」という評価だった。なお「高品質」と「標準品質」は「デスクトップ PC」設定、すべてフルスクリーンモードでの計測となる。
ファイナルファンタジーⅩⅣ: 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編 | 品質・解像度 | スコア | 評価 |
---|---|---|
標準品質(1280×720) | 12036 | 非常に快適 |
標準品質(1920×1080) | 9941 | 非常に快適 |
高品質(1280×720) | 9352 | 非常に快適 |
高品質(1920×1080) | 5475 | とても快適 |
最高品質(1280×720) | 8989 | 非常に快適 |
最高品質(1920×1080) | 5365 | とても快適 |
最後に、このマシンを組んだ際の費用感をお伝えしよう。ベースとなるマザーボードは約13,000円、PCケースが約6,000円、グラフィックボードが約18,000円ぐらいだ。これにCPUが8,000~15,000円、メモリがDDR3 1600の4GB×2枚で8,000円ほど。電源ユニットやストレージは選ぶ製品によって大きく価格が異なってくる。とはいえ、PCゲームが十分に楽しめるパフォーマンスを持つマシンが、割と手軽に手に入るのは自作ならではのメリットだ。
(マイナビニュース広告企画)
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