MSI GE60 2OE-095JP

サイコムより、CPUには第4世代のIntel Coreプロセッサー(Haswell)」を搭載したMSI製のゲーミングノートPC「GE60 2OE-095JP」が発売された。今年3月に発表された第3世代Intel Coreプロセッサー(Ivy Bridge)を搭載する「GE60 0ND-460JP」の後継モデルだが、CPUの変更に伴い各種仕様も変更されている。そのゲーミングPCとしての実力をチェックしてみよう。


主な仕様
CPU Core i7-4700MQ(2.40GHz、最大3.40GHz)
チップセット Intel HM87 Express
メモリ 8GB(DDR3 1600)
ストレージ SSD 64GB×2(RAID0)+HDD1TB
グラフィック NVIDIA GeForce GTX 765M
ディスプレイ 15.6型ワイド液晶(1,920×1,080ドット)
OS Windows 8 64ビット
販売価格(構成例) 158,900円(税込み、2013年8月中旬現在)

SSDストライピングでリード/ライト性能を向上

CrstalDiskMarkで読み込み/書き込み速度を計測。現在、1基のSSDでは500MB/s台が限界のシーケンシャルリードで、749.8MB/sの優秀な数値をたたき出した

「GE60 2OE-095JP」は15.6型ワイド液晶ディスプレイを採用するゲーミングPCだ。グラフィック機能として、ノートPC用GPUとして登場したばかりのNVIDIA GeForce GTX 765Mを搭載する。その実力の評価は後々ベンチマークで明らかにしよう。ボディサイズはW383×D249.5×H32.3~37.6mm、質量は2.4kg。持ち歩きに適したサイズではないが、一般的なスタンダードノートと比べてもそれほどサイズは変わらない印象だ。

特徴的なのは、起動ドライブが64GBのSSDを2基搭載した、RAID 0(ストライピング)構成になっていること。このため、起動ドライブにHDDを採用したモデルや、単発SSDを採用したモデルと比べても起動ドライブには圧倒的な速度でアクセスすることが可能だ。さらに、データの保存用として1TBのHDDも搭載しており、大容量のゲームデータのインストールも安心だ。


デザインは、天板にゲーミングPCらしい光沢感のあるデザインを採用。一転、液晶ディスプレイを開くと、パームレストやキーボード周りはマットな仕上がりとなっている。パームレストはわずかにヘアライン加工も施されており、質感の高さを感じられた。指紋なども付きにくく、日々の利用でも汚れによるストレスを感じることはなさそうだ。

天板は赤のラインと光沢感がゲーミングPCらしい