「Haswell」のコードネームで呼ばれていた第4世代Coreプロセッサー・ファミリーが6月にデビューした。これを受け、PCメーカー各社からこの最新マイクロアーキテクチャを採用したマシンが登場。パソコン市場を大きく賑わせている。ここで紹介するサイコムの「Radiant SIX2300H87」は、その第4世代Coreプロセッサー・ファミリーを採用したデスクトップPC。サイコムが得意とするキューブ型PCとして投入されたマシンだ。

コンパクトなキューブ型でも十分なパフォーマンス

Radiant SIX2300H87H

まずはRadiant SIX2300H87の外観をチェックしてみよう。PCケースはSilverStone Sugo SST-SG06B USB 3.0を採用。このPCケースは、フロントパネルに特徴があり、若干盛り上がっている部分に静音タイプの120mm吸気ファンを備える。フロントパネル部分はアルミ製で内部の騒音がユーザー側に漏れるのを遮断。エアインテークもフロントパネルの側面にあるので、騒音がダイレクトにユーザーに届かないようになっている。

この静音ケースの特徴を生かし、CPUクーラーもXigmatek Praeton LD963Aに換装されている。このクーラーは3本のヒートパイプでCPUの熱を奪い、それを90mm口径の低回転ファンで冷やす仕組み。ノイズレベルが最大で22dBと静かなのが特徴だ。実際に、アイドリング中に騒音が気になることはほとんどなく、ベンチマークを実行してもマシンが唸るということはなかった。なお、このCPUクーラーは全高44mmと低く、天地に空きスペースが生じづらいキューブ型に適したサイズといえる。


光ドライブ搭載部の下側は一段盛り上がっており、ここに120mm吸気ファンを内蔵する。フロントにはオーディオ入出力のほか、USB3.0×2を備える

背面のインタフェースはD-Sub15ピン、DVI、HDMI、LAN、eSATA、USB3.0×4、USB2.0×2、PS/2、オーディオ入出力という構成

ビビッドなオレンジが目立つCPUクーラー、Xigmatek Praeton LD963A

120mmの吸気ファンは、羽根にディンプルが設けられ、風切り音が発生しにくい

サイドから見ると、フロントパネルの側面にエアインテークが設けられているのがわかる

PCケースに標準搭載される80PLUS認証の300W電源。キューブ型としては力強い電源ユニットだ