自分が書いた紙の上の落書きが世に出ていくダイナミズム

「ちょっとした思いつきや紙に書いた落書きを、形にして社会に出せることがこの仕事の一番の醍醐味」と本多さん。 そのアイデアの芽を見つけるために本多さんはウェブ上で毎日1000件以上ものエントリーに目を通している。膨大な情報をただ闇雲に眺めているわけではなく、人より感度が鋭くなるジャンル、つまり自分なりの「強み」を貪欲に掘り進めるようにしていると言う。 本多さんの強みは「笑い」。子供のころからお笑いが好きで、人を楽しませたいという思いが強い。「根本にあるのは『人生はコメディー』という発想。人間という存在の可笑しさや悲しさ、どうしようもなさを笑い飛ばそうという、『おちょくり精神』みたいなものが自分の中にあるんです」。 もちろん、広告は自分の感性を披露するためのものでなく、クライアントがあってこそのものだが、クリエイターが本当に向き合うべきは広告を見てくれる人なのだと言う。魂を込めて作った広告が世に出て、人に驚きや感動を与える。「それがこの仕事の面白さだし、そこに妥協は存在しない」と言い切る。

「どうやって人の心が動くのか?」そのメカニズムを考えてしまう人は向いている

いつも頭のどこかで「どうすれば人を楽しませることができるか」を考えているという本多さん。「たとえばお笑いを見ていても、そこにはボケとツッコミという基本がちゃんとあって、だから人が笑う。そういう法則を掘り下げて、それをどう応用するか考える」それが、クリエイターとそうでない人のものの見方の差だと言う。 「この仕事に向いている人の素質があるとしたら、面白いものを見て、ただ『面白いな』だけで終わらせるのではなく、『何でみんな笑うんだろう』『何が面白いんだろう』と突き詰めてしまう習性。もう、考えずにはいられない。そういう人はクリエイターに向いていると思う」。でも、それ以上に一番必要なものは、人を驚かせたり、面白いものを見つけたりするのが「好き」なこと。それが一番大切な素質だとも教えてくれた。

今の時代こそ「広告」がアツい!

これからもクリエイターとして現場に身を置き、人の心を揺り動かすCMを作り続けていきたいという本多さん。最後に、クリエイターを目指すビジネスパーソンにメッセージをいただいた。 「広告は時代とともに進化し続けている。昔は、たった4コマの絵コンテから企画を立てるなど、型にはまった方法しかなかったけど、今では駆使できるツールも情報を発信する手段も増えて、クリエイターには武器がたくさんある。先人たちが培ってきた伝統的な作り方を踏まえながら、新しい境地を切り拓いていける時代に入ってきているんです。だから、今こそ、広告クリエイターという仕事は面白い。この仕事を目指そうとしている人には、ぜひ挑戦してみてほしいですね」。 これからの広告の可能性を力強く語ってくれた本多さん。新しい広告のあり方を生み出していく面白さは、ベースとなる伝統的な技法や知識が身についてこそ感じられるものなのだろう。

今広告クリエイターを目指している人は、その、昔から変わらない広告プランニングの土台部分を映像テクノアカデミアで築き、スタートを切ってみてはどうだろうか。来年3月には本多さんが講師をつとめる特別講義がおこなわれ、本多さんの刺激あふれる話を生で聞くことができる。クリエイターを目指す人はもちろん、興味がある人もぜひチェックしてみてほしい。

映像テクノアカデミア
CMや映画・ドラマ制作、外国映画の配給、衛星放送事業などを手掛ける東北新社が設立した映像学校。エディターやディレクター、広告プランナーなどを目指す「映像・広告クリエイター科」、日本語吹き替えや字幕などの映像翻訳者を目指す「映像翻訳科」、声優や俳優を目指す「声優・俳優科」がある。グループ各社、各部門で活躍するトップクリエイターを講師とし、プロ仕様の設備を利用して現場密着型の実践教育を受けることができる。 http://www.vta.tfc.co.jp/


本多さんのお話も聞ける、映像テクノアカデミアの無料説明会!

●【無料セミナー】
「スニッカーズのTVCM クリエイターが語る、これまでの道。」
昨年から今年にかけて、話題のスニッカーズのTVCM を手がける本多正樹さん(I&S BBDO)。実は、映像テクノアカデミアの卒業生なんです。アカデミアを卒業して、どのようにクリエイターになり、「スニッカーズ」などのTVCM を作ったのかを語ります。

日時/2013年3月10日(日)15:00~17:00、講師/本多正樹講師(I&S BBDO)、会場/映像テクノアカデミア 6階E教室、参加費/無料 ※申し込みは以下のボタンから

●【無料セミナー】
映画予告編ディレクター 映画予告編を語る!(映像編集クラス)
予告編を作ること30年。未だ次世代クリエイター達に影響を与え続ける映画予告編業界の巨匠、映画予告編の制作会社「仕事主義」の代表、キャリア 34 年の相澤講師が、映画予告編の実際について語ります。また、実際のカリキュラムから、キャリアデザインまでのお話も行います。

日時/2013年3月10日(日)13:00~15:00、講師/相澤雅人、会場/映像テクノアカデミア 6階E教室、参加費/無料 ※申し込みは以下のボタンから

●【無料セミナー】
「"情熱大陸"などを手がけるディレクター、TVドキュメンタリーを語る」
ドキュメンタリー番組「情熱大陸」は、どのように作られるのか。これまで、同番組を10本以上演出してきたディレクターが、その舞台裏を交えながら、取材・制作の現場のことを語ります。

日時/2013年3月24日(日)13:00~15:00、講師/坂部康二(東北新社ディレクター)、会場/映像テクノアカデミア 6階E教室、参加費/無料 ※申し込みは以下のボタンから

●【無料セミナー】
「これからの広告と広告業界(未来の展望)」
渋谷ヒカリエのキャンペーンを一手に行っている東急エージェンシーの望月講師が、これからの広告の新しいカタチについて具体的に語ります。アウトドアで行われるイベントやプロジェクションマッピング、ARやフラッシュモブなどTVCM以上になる可能性をもった新しい広告キャンペーンについてお話を伺います。広告業界の広がりを知り、就職に活かしてください。

日時/2013年3月24日(日)15:00~17:00、講師/望月和人(東急エージェンシー クリエイティブディレクター)、会場/映像テクノアカデミア 6階E教室、参加費/無料 ※申し込みは以下のボタンから

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(マイナビニュース広告企画)

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