SATAコネクタが表から見えないようにするなど、外観にもさらにこだわる

以上の検証から明らかになったように、SSD 840 PROは、前モデルのSSD 830を大きく上回る性能を実現しており、世界最速SSDという称号を再び獲得したといってよいだろう。

また、SSDは本来PC内部に組み込まれるパーツであり、外観にこだわった製品はこれまでほとんどなかったが、サムスンのSSDは、SSD 830の世代から外観にもデザイン性を出している点が特徴だ。SSD 830は表面にヘアライン加工を施し、高級感を演出していたのだが、SATAコネクタのプラスチック部分が表側にも露出しており、その質感の違いを気にする人もいたという。

そこで、SSD 840 PROでは、より薄型のSATAコネクタを採用することで、表側からSATAコネクタが一切見えないように配慮されている。2つの製品を並べれば、その差は歴然だ。もちろん、外観はSSDとしての性能には直接関係ないが、普段は見えないPC内部のパーツであっても、外観が美しいにこしたことはない。そうしたこだわりが、ユーザーからも高い支持を得ているのであろう。

Samsung SSD 840 PROの表側(写真左)。表面にはつや消しのサンドブラスト加工が施されている。SATAコネクタが表側から見えないことにも注目。Samsung SSD 840 PROの裏側(写真右)。裏側のシールのデザインにも統一感がある

左がSamsung SSD 840 PROで、右がSamsung SSD 830。並べると、SATAコネクタの処理の違いがよくわかる

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