レーダー探知機や車載カメラ、カーセキュリティ用品などを展開するユピテル。最近ではゴルフコースをナビゲートするゴルフナビでも好評を得ている。そのユピテルから、車載向けのポータブルナビ「YERA」(イエラ)の新シリーズがリリースされた。今回投入された新モデルは7型ワイド液晶を採用する「YPB707si」、6型ワイド液晶を採用する「YPB607si」「YPL603si」の3モデル。前者2モデルはナビ機能だけでなく、ワンセグ受信にも対応する。これらのポータブルナビは、クルマのシガーソケットから手軽に電源が摂れるのが特徴。バッテリーも内蔵しており、クルマから離れたところでも自分の位置やルートを確認できる。
新東名も収録した最新地図! 見やすさも格段に向上
ユピテルの最新ポータブルナビの最大の特徴は、見やすい地図を収録していることにある。収録されている地図は書籍の全国地図帳で定評のあるマップル、しかも最新の2012年春版なので、地図情報はまさに“リアルタイム”のもの。2012年4月に開通したばかりの新東名高速道路の情報も収録し、夏の行楽シーズンにバッチリと活用できる。そのうえ、旧来の地図に比べ、数多くの点で見やすさをブラッシュアップ。最新のマップル地図を採用したことにより、ユピテルの最新ポータブルナビでしか利用できない機能もあるのだ。
今回の地図で強化されたのが、詳細市街地図の収録を全国約1,200都市に拡大したこと。市街地は細い道が入り組み、道路情報がわかりにくい場合が多い。だが、多数の市街地の詳細図を収録することで、わかりやすさを大幅に向上。この詳細市街地図の豊富さは、現在、ユピテルの最新ポータブルナビでしか利用できないものだ。また、47都道府県内の「渋滞ぬけみちマップ」を収録していることも心強い。ビーコンから渋滞情報を取得しナビ画面上に表示するVICSシステムは、渋滞箇所は把握できるものの、抜け道への回避という点で心許ない。だが、ユピテルのポータブルナビは「ぬけみち」のデータそのものを収録しているので、VICSシステムに比べ「ぬけみち」が端的にわかるというメリットがある。また、地図上の文字の大きさを3段階で切り替えられるのも特徴といえる。小さな文字を凝視しながら運転することを避けられるのは、安全運転の意味でも大きな利点だろう。さらに、進むべき道以外はグレーアウトして、ルートを直感的に確認できる「グレースケール表示」に対応。これはユピテルが特許出願中の機能だ。
地図上の文字は3段階で切り替え可能。アンチエイリアスにより滑らかな文字で表示される |