高いCPU性能と十分実用的なグラフィックス描画能力

次に、普段このコーナーで利用しているベンチマークソフトを使って実際の性能を検証してみよう。まず、Windows 7に標準搭載されているエクスペリエンス インデックスでは、HDDが5.9となった以外はすべての項目で7以上のスコアとなっており、この機能で測定できる上限の7.9またはそれに近い値が並んでいる。MDV ADVANCE Gシリーズの最小構成でこの数字なので、上位機種ではさらに良好な結果が得られることも期待できる。

Windowsエクスペリエンス インデックスは、HDD以外すべて7以上のスコア

性能バランスをより高めるための近道は、システムドライブをSSDに交換することだろう。SSDの高速アクセス性能は、ゲームやエンコードといった高負荷タスクだけでなく、日常的なPC利用においても快適さをぐんとアップしてくれる。幸い、最近ではSSDの価格もかなり安くなっており、今回の製品の場合9,870円を追加するだけで、OSインストールドライブをADATA S511 60GBに変更できる。

実際のゲームタイトル等を使ったベンチマークテストの結果は、以下の通り。ファイナルファンタジーXIVのような負荷の高いタイトルを、フルHD解像度で実行した場合でも標準以上のスムーズさを得られる描画性能を示しており、エントリー構成モデルとはいえ、かなり幅広いゲームタイトルに対応できることがわかる。

3Dmark VantageでPerformanceプリセットを実行した結果
BIOHAZARD 5 ベンチマーク ベンチマークテストB(DirectX 10)
1280×720 135.1fps
1920×1080 116.0fps
ロストプラネット 2 ベンチマーク テストタイプB(DirectX 11)
1280×720 56.5fps
1920×1080 40.6fps
ファイナルファンタジー XIV オフィシャルベンチマーク
Low 6073
High 3734
3DMark Vantage 1.1.0 Performanceプリセット
3Dmarks P17522
GPU SCORE 15947
CPU SCORE 24899
3DMark Vantage 1.1.0 GPU SCORE
1280×720 22081
1920×1080 10858
CINEBENCH R10 64bit
Single CPU 6123(2分24秒)
Multiple CPU 23713(0分37秒)

用途やニーズに応じてワンランク上のスペックを

そして、マウスコンピューター製品には共通の特徴だが、このMDV ADVANCE Gシリーズも極めて充実したBTOオプションが用意されている。先にSSDの例を紹介したが、ストレージではほかにも、HDD2台で2TB+3TBの計5TBを搭載するような構成も選択可能。メーカー製PCで、工場出荷時から5TBものストレージ容量を持つものは少なく、ゲーマーだけでなくクリエイション用途なども想定した製品であることがうかがえる。グラフィックスも、標準のGeForce GTX 560に加え、さらに上位の同GTX 570、GTX 580が選択可能。3D CADなどの用途向けにはNVIDIAのQuadroシリーズも用意されている。

買った後にユーザーが自分でカスタマイズしていく余地も十分確保されており、PCI Expressスロットはx16が3本(グラフィックスカード搭載済みが1本、x16動作の空きスロットが1本、x8動作の空きスロットが1本)、x1が4本(空き3本)用意されており、ビデオキャプチャカードなど多彩な拡張カードを装着可能。USBも3.0が2基、2.0が8基用意されており、まず不足することはないだろう。

背面の拡張ポート群。※現行販売製品とレビュー製品では、背面ポートが変わっています

10万円以下という魅力的な価格でありながら充実した基本スペックを備えつつ、さらに上を目指していく余地もかなり広く残されているなど、買い得感とパワーユーザー向けの楽しさが両立しているのがMDV ADVANCE Gシリーズの特徴だ。このエントリー構成を起点として、自分好みの一台となる構成をじっくりと考えてみてほしい。

標準スペック

メーカー マウスコンピューター
型番 MDV-AGG9400B
CPU インテル Core i7-3820
メモリ 16GB PC3-12800 DDR3
HDD 1TB SerialATAIII
チップセット インテル X79 Express
光学ドライブ DVDスーパーマルチドライブ
グラフィックス NVIDIA GeForce GTX 560
OS Windows 7 Home Premium 64ビット正規版
LAN ギガビット(10/100/1000)LAN
インタフェース USB 3.0×2(背面×2)、USB 2.0×8(背面×6、前面×2)
サイズ W190×D490×H410mm
ディスプレイ
価格 99,750円(税込)

上記スペックは、あくまで構成の一例だ。BTOを駆使して、ぜひ自分好みの一台を作ってみてほしい。

価格・構成については、2012/2/29(記事作成日)現在の情報です。最新情報についてはマウスコンピューターのサイトにてご確認ください。

(マイナビニュース広告企画)

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