自分なりの「設定」を使って毎日の作業を簡略化

ScanSnapはさまざまなアプリケーションと連携できる。またスキャン画質も設定によって色々調整できる。必要に合わせてそれらの組み合わせを変えて使うのが、使いこなしの中でも重要なポイントといえるだろう。

筆者がScanSnapを愛用する理由は「組み合わせの切り替え」が容易なところにある。ScanSnapをコントロールする「ScanSnap Manager」は、設定を複数用意し、ワンクリックで切り替える機能が優れている。たとえば筆者の場合、自分が使いやすいように以下の6種類の設定を自ら編集して追加した。「Evernoteに連携する設定」「iOSデバイスに転送する設定」「名刺を取り込む時の設定」「ネットワークストレージ『Dropbox』で共有したい時の設定」「書籍を『自炊』する時の設定」「特に高画質で取り込む時の設定」である。これほど多くのプロファイルを設定するのは難解そうに思えるかもしれないが、その内容は決して難しいものではない。指定していることは「スキャンする時のデータ形式を決める」「スキャンする時の解像度や色情報を設定する」「どのアプリケーション(もしくはフォルダー)にデータをわたすかを決める」という3点だけ。これらを毎回指定していると大変だからこそ、多数のプロファイルを設定しているのだ。このように、ワンクリックで設定を切り替えられるので、ScanSnapはいろんな用途で活躍できる機器になるのである。

ScanSnap Managerで「クイックメニューを使用する」のチェックをはずすと、「読み取り設定」のプルダウンメニューに「新しい読み取り設定...」という項目が現れる。ここで、好みの設定を追加できる。追加した設定はアイコンの通知領域に表示されるScanSnapアイコンをクリックして選べる

このようにスキャンの設定を簡単にして、スキャンの手間そのものをなくしてくれるのがScanSnapの価値である。そしてEvernoteと連携させれば、この価値はさらに高まる。1日に5分間だけでもよいので、紙資料や手書きメモなどをあまり深く考えずにスキャンしてEvernoteにアップロードしておくのが、ScanSnap×Evernoteコンビをうまく活用するコツ。あまり考えずに紙のデジタル化をすることは、かえってデータの「カオス状態」になるのでは? と思われるかもしれないが、そのためにEvernoteの優れた検索機能がある。心配なら、スキャン後に文書を閲覧した時に「なんの文書だったか」わかるようにタグとして書き込んでおくのもよいだろう。OCR機能に加えタグでの分類が使えることで、検索精度がさらに上がる。

もちろん、単一機能的に絞って使ってもいい。前回の記事で紹介したように、名刺だけはスキャン→アップロードして、おつきあいのある担当者の部署名と名前だけは間違えないようにする、会議や打ち合わせのメモだけは即日スキャン→アップロードして、会社でも家でもいつでも企画書やレポートを作成しやすい環境を作る、スキャンしたスナップ写真やスマートフォンで撮影した写真を片っ端からアップロード、どこでも楽しめるアルバムを作成するなどなど……。これらには凝った工夫や大きな手間をかける必要はない。スマートフォンやクラウドサービスを上手く活用すること、目的にあったスキャン設定をあらかじめ行っておくという、「ちょっとの工夫」さえしていれば、毎日無理なくデジタル化が続けられる。これが、手軽に使えるScanSnapだからできるデジタル整理術なのだ。

Evernoteプレミアムがもれなくもらえるチャンス!!

今、ScanSnapを購入すると、応募者全員がEvernoteプレミアム一年分(S1100シリーズの購入者はEvernoteプレミアム3カ月分)がもれなくもらえるキャンペーンを展開中。ScanSnapとEvernoteの最強コンビをとことん活用するなら、ぜひ応募したい。なお、このキャンペーン期間は3月31日までにScanSnapシリーズを購入した人が対象になる。

(マイナビニュース広告企画)

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