インテル製SSDの採用で高速かつ安全に
試用機はSSDを採用していると前述したが、このSSDはインテルの最新モデル「SSD 320/MLC 80GB」となる。同製品は25nmプロセスで製造されたNANDフラッシュメモリーを採用し、シーケンシャルリードの目安は270MB/秒。750GBの2.5インチHDDのシーケンシャルリードが95MB/秒ほどなので、3倍近く高速にデータを読み出すことになる。試しに「CrystalDiskMark 3.0」で計測したところ、シーケンシャルリードは「258.9MB/秒」となった。目安となる270MB/秒にはわずかに届かなかったが、HDDと比べると圧倒的だ。現在、2.5インチHDD内蔵ノートを利用しているユーザーなら、同シリーズのSSDモデルを使用した際に、明らかにOSの起動が高速なことに気づくだろう。
CrystalDiskMark 3.0でのシーケンシャルリードは258.9MB/秒。シーケンシャルライトは94.29MB/秒となった。この書き込み速度は750GBの大容量2.5インチHDD並みの数値だ |
一方でSSDの採用は、単に動作の高速化を目指すものではない。SSDは半導体だけで構成されており、HDDのように回転部分を持たない。そのため振動や衝撃に強く、モバイルシーンで利用するマシンでは理にかなった選択といえるのだ。
豊富なBTOで多彩なニーズに対応
これまでは試用機となるLB-S210XR-SSDを中心に書き進めたが、LuvBook Sシリーズは非常に豊富なBTOメニューにより、多彩な用途に応えられるのも特徴だ。CPUは前述のCore i7-2640Mのほか、Core i5-2430M(定格2.40GHz、ターボ・ブースト機能利用時最大3GHz)、Core i3-2310M(2.10GHz)、Pentium B940(2.00GHz)、Celeron B800(1.50GHz)が用意されている。ストレージも80GB、120GB、300GBのSSDだけでなく、320GB、500GB、750GB、1TBのHDDを選択可能だ。ハイエンドなCPUとSSDを組み合わせて、バリバリとモバイルシーンで使う構成にしてもよし、ミドルクラスのCPUを選択してメインマシンをサポートするサブマシンにしてもよし、安価なCPUをチョイスしてエントリーマシンにしてもよしなのだ。ちなみにCeleron B800、HDD 320GB、2GBメモリの最小構成での直販価格は39,900円、試用したCore i7-2460M、SSD 80GB、8GBメモリのプレミアム構成では79,800円となっている。「モバイル機は高額」というイメージが強いが、求めやすい価格帯に収まっているのだ。
標準スペック
メーカー | マウスコンピューター |
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製品名 | LB-S210XR-SSD |
ディスプレイ | 11.6型ワイド光沢液晶(1366×768) |
CPU | インテル Core i7-2640M |
メモリ | 8GB PC3-10600 DDR3 SO-DIMM |
SSD | インテル 320/MLC 80GB |
チップセット | モバイル インテル HM65 Express |
グラフィックス | インテル HD グラフィックス 3000 |
光学ドライブ | - |
OS | Windows 7 Home Premium 64ビット正規版 |
LAN | ギガビット(10/100/1000)LAN、IEEE 802.11b/g/n対応無線LAN |
インタフェース | USB 3.0×1、USB 2.0×2 |
サイズ | W288×D195×H36mm(折り畳み時) |
重量 | 約1.5kg |
バッテリー駆動時間 | 約5.3時間 |
価格 | 79,800円(税込) |
上記スペックは、あくまで構成の一例だ。BTOを駆使して、ぜひ自分好みの一台を作ってみてほしい。
価格・構成については、2011/10/14(記事作成日)現在の情報です。最新情報についてはマウスコンピューターのサイトにてご確認ください。
(マイコミジャーナル広告企画)
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