Sandy Bridge世代のCore iシリーズを搭載、カスタマイズも可

LuvBook Fシリーズには、いくつかのバリエーションモデルがあるが、今回実際に試用したLB-F300Sは、CPUにCore i3-2310M(動作周波数2.10GHz)を搭載している。これはCore iシリーズのエントリーモデルだが、2つのコアがそれぞれハイパースレッディング機能に対応するため、4スレッドの同時処理が可能なほか、Sandy Bridge世代のアーキテクチャを採用したCPUであるため、内蔵グラフィックス機能の「インテル HD グラフィックス 3000」や、ビデオエンコード支援機能「クイック・シンク・ビデオ」など、最新のフィーチャーを利用できる。

「LB-F300S」でのWindowsエクスペリエンス インデックスの結果

また、さらに上位の性能を求めるユーザーには、Core i5-2410M(動作周波数2.30GHz、ターボ・ブースト機能利用時最大2.90GHz)や、Core i7-2620M(同2.70GHz、ターボ・ブースト機能利用時最大3.40GHz)といった強力な選択肢も用意されている。特に、Core i3-2310MからCore i5-2410Mへのアップグレードは価格の上昇幅も比較的小さく、Core i5ではCore i3で利用できないターボ・ブースト機能が有効になるので、ぜひ検討したい。

また、性能に関するカスタマイズ項目として忘れてはならないのがストレージだ。LB-F300Sの標準構成では、320GBのHDDを搭載しており、必要に応じて500GB、750GB、1TBのものも選択可能だが、HDDの代わりに80GBか120GBのインテル製SSDを搭載することもできる。SSDはHDDに比べ、特にランダムアクセス性能が高く、OSや各ソフトの起動時間短縮などが期待できる。PCの性能というとCPUに目が行きがちだが、日常的な作業の体感速度を向上させるにはSSDも効果的なため、マシン全体のバランスを考えてストレージも選択したい。80GBや120GBのSSDだと容量が足りないが、ストレージは少しでも高速なほうがいいというユーザーには、高速タイプ(毎分7200回転)の500GB HDDという選択肢もある。

豊富な標準搭載機能と拡張性

LuvBook Fシリーズのもうひとつの特徴は、本体に標準搭載されている機能や拡張端子類が非常に充実していることだ。

例えば、ディスプレイ出力は従来のアナログRGBとHDMIを両方備えている。以前から使っていたディスプレイやプロジェクターにはRGB出力で、リビングの大画面テレビなどにはHDMI出力でといった具合に、変換アダプターを使わなくてもアナログ・デジタルの両方のインタフェースに対応できる。

アナログRGBとHDMIの両方を変換アダプタなしで利用可能

USB端子は合計3ポートで、そのうち2ポートは高速なUSB 3.0に対応する。先ほどストレージの構成について触れた部分でSSDを紹介したが、本体を据え置きで利用するのであれば、内蔵ストレージにはSSDを選択し、別途USB 3.0対応の外付けHDDを用意するといった構成を取ることで、システムのパフォーマンスを向上させながら、動画など大容量のデータは外付けHDD側に格納することで容量不足も解消できる。USB 3.0なら内蔵HDDとほぼ同等のスピードでアクセスできるので、サイズの大きなファイルのコピーを行う時もストレスがない。加えて、USB 2.0ポートはeSATAポートとも兼用になっているので、上級者ならデスクトップPCから取り外したHDDを接続するといった使い方も可能となっている。

有線LAN、アナログRGB、HDMI、USB 3.0×2ポートを備える左側面 ヘッドフォン端子、マイク端子、カードリーダー、USB 2.0/eSATA兼用端子、光学ドライブを備える右側面

また、ディスプレイ上部には有効130万画素のWebカメラを搭載している。最近ではスマートフォンでもSkypeを利用してビデオチャットが可能になるなど、インターネットを通じてテレビ電話形式で会話できる相手はますます増えており、Webカメラが活躍できる機会も多いだろう。加えて、USTREAMやニコニコ生放送のようなサービスを利用すれば、複数のユーザーに向けて気軽に動画で話しかけることもできるなど、動画を利用したコミュニケーションの機会はますます広がっている。従来は比較的目立たなかった機能かもしれないが、今やPCにWebカメラは必須というユーザーも少なくないだろう。

有効130万画素Webカメラ搭載 SDメモリーカードとメモリースティックに対応したカードリーダー

基本となる拡張性を十分確保しながら、BTOカスタマイズによって必要な性能を追加できるLuvBook Fシリーズ。標準構成でも、インターネットやオフィスソフトを中心に利用する多くのユーザーのニーズを満たすことができるし、各部のアップグレードを行えば、動画編集のようなヘビーな用途に使えるハイスペックマシンにも変身する。ユーザーが求める仕様を最小限の価格で手に入れることのできる、本当の意味でコストパフォーマンスの高いオールインワンノートということができるだろう。

標準スペック

メーカー マウスコンピューター
製品名 LB-F300S
ディスプレイ 15.6型ワイド光沢液晶(1366×768)
CPU インテル Core i3-2310M
メモリ 2GB PC3-10600 DDR3 SO-DIMM
HDD 320GB SerialATA
チップセット モバイル インテル HM65 Express
グラフィックス インテル HD グラフィックス 3000
ドライブ DVDスーパーマルチドライブ
OS Windows 7 Home Premium with SP1 64ビット 正規版
LAN ギガビット(10/100/1000)LAN、IEEE 802.11b/g/n対応無線LAN
インタフェース USB 3.0×2、USB 2.0×1
サイズ W375.8×D253×H30~36.3mm(折り畳み時)
重量 2.47kg
バッテリー駆動時間 約4.8時間
価格 49,980円(税込)

上記スペックは、あくまで構成の一例だ。BTOを駆使して、ぜひ自分好みの一台を作ってみてほしい。

価格・構成については、2011/7/12(記事作成日)現在の情報です。最新情報についてはマウスコンピューターのサイトにてご確認ください。

(マイコミジャーナル広告企画)

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