マウスコンピューターから、2011年夏モデルとして6月23日に発売されたノートPC「LuvBook Rシリーズ」。Sandy Bridge世代のCore i5に高性能なGPU、そして15.6型ワイドの大画面を備えながら、5万円台から購入できる驚異的なコストパフォーマンスが大きな魅力となっている。スタイリッシュな新デザインを採用しており、所有欲を満たしてくれるのも大きな特徴。ここでは、その実機レビューをお届けしよう。
Core i5にRadeon HD 6730Mと
充実の基本スペックを搭載
5万円台のノートPCといえば、CPUに非力なAtomを採用する、いわゆる“ネットブック”のほか、大型液晶を備えるA4サイズの製品でもCeleronやPentiumなどローエンドなタイプを搭載しているケースがほとんど。低価格=低スペックという印象を持っている人も多いだろう。その印象を見事に覆してくれるのが「LuvBook Rシリーズ」だ。5万円台から購入可能ながら、CPUにはインテル最新のデュアルコアCPU「Core i5-2410M」、GPUにはAMD最新の「Radeon HD 6730M」を搭載と、3Dゲームから動画編集まで楽しめるスペックを備えている。
Core i5-2410Mは、実クロック2.30GHzで自動クロックアップ機能ターボ・ブースト機能利用時には2.90GHzまで向上。ハイパー・スレッディング機能も備えており、4スレッドまで同時に処理が可能と、CeleronやPentiumよりもワンランク上の性能を持っている。GPUとなるRadeon HD 6730MもAMD最新モデルで、同社のモバイル向けGPUとしてはミドルレンジに位置するもの。高解像度に設定しなければ、多くの3Dゲームを楽しめる性能を持っているといえる。ハイビジョン映像の再生支援といった機能も備え、動画を快適に楽しめるのも魅力だ。
基本スペックの充実以外に、新デザインを採用しているのも大きなポイント。従来のLuvBookシリーズは、ビジネスでもプライベートでも落ち着いて使える黒を基調としたシンプルなデザインだったが、LuvBook Rシリーズでは、光沢のあるブラックなボディを採用し、高級感を演出。両サイドにはメタリックなシルバーを採用しており、HDDレコーダーやオーディオに近い雰囲気で、リビングや書斎など家庭内での使用にマッチしやすくなった。
デザインだけではなく、使いやすさにも注目したい。キーボードは、キーピッチ19mm、キーストローク2mmと入力しやすい標準的なサイズを確保しながら、テンキーも搭載。表計算ソフトなどでの数字データの入力もスムーズに行える。このほか、HDMIを備え、手軽にテレビへ画面を出力できるのをはじめ、2基のUSB 3.0、1基のeSATAと高速なデータ転送が可能なインタフェースも用意。IEEE802.11b/g/nに対応する無線LAN、Bluetoothとワイヤレス環境も充実している。130万画素のWebカメラも標準搭載しており、ビデオチャットも楽しめる。