今回ご紹介する高性能&高機能のスタンダードノートPC「LIFEBOOK AH」シリーズは、省電力なLEDバックライトの15.6型ワイド液晶を搭載。据え置きや家庭内での持ち運びに最適なサイズ、クアッドコアまたはデュアルコアCPUを搭載する高い性能のほか、地デジのワイヤレス視聴、3D対応など多彩なモデルを用意しており、ユーザーの幅広いニーズに応えられるのが大きな魅力だ。そのどれもが豊富な省電力機能を備えており、今回はシリーズの中から、地デジ視聴・録画機能はないものの、CPUにCore i5、光ドライブに記録型Blu-rayを搭載と高い基本スペックを備える「LIFEBOOK AH56/DN」で、それぞれの機能について紹介していこう。
まず便利なのが「人感センサー対応Webカメラ」だ。コーヒーを淹れたりトイレに行ったりと、わずかな時間PCから離れることは多いと思う。しかし、そのわずかな時間のためにPCの電源をオフにするのは時間のムダだし、面倒だ。その点、人感センサー対応Webカメラを利用すれば、一定時間PCの前を離れると自動的に画面をオフにし、PCの消費電力を抑えてくれる。これはWebカメラを使って人の顔を自動的に認識する富士通独自の「Sense YOU Technology」で実現。画面オフまでの時間は30秒または1/3/5/10分から選べる。ただし、顔を認識するという都合上、サングラスやマスクをしていると認識できない場合があるので注意したい。
このほかにも人感センサー対応Webカメラでは、動画や音楽の再生中にPCの前をを離れると自動的に一時停止し、また戻ってくると再生を再開する「おまかせポーズ機能」、PCを1時間以上連続で使っていると休憩を勧めてくれる「休憩おすすめタイマー」など便利な機能も用意されている。
続いて注目したいのが、「電源オフUSB充電機能」。これは、PCが電源オフや休止状態でも、USB経由で接続するデバイスの充電を行えるというもの。iPodなどのデジタルオーディオのほか、スマートフォンにもUSB経由で充電できる機種が多いだけに、わざわざPCを起動しなくても充電できるのはムダな電力消費を抑えるのにうってつけだ。ただし、電源オフUSB充電機能はコンセントのアイコンがあるUSBポートのみ利用できる。ほかのUSBポートはPCの電源をオンにしないと充電できないので気をつけよう。
電源オフや休止状態のとき、バッテリの充電が完了するとACアダプタからの電力消費を抑える「ECO Sleep」も節電にとても役立つ機能だ。付属のユーティリティでECO Sleepを有効にしておくだけと、使い方も非常にカンタン。ムダな充電をしないことで、バッテリの負担が減って寿命が延びるというメリットもある。