動画エンコードも超高速、納得のパフォーマンス

実際に各種ベンチマークテストを利用して性能を測定してみたところ、まずWindowsエクスペリエンス インデックスではプロセッサが7.5、メモリが7.6と7以上の強力なスコアを叩き出し、最も数字が小さかったHDD性能でも5.9と、全体的に高いスコアを得られた。HDDについても、SSDを選択することでさらに高いパフォーマンスが得られることは間違いない。

全体的に高いスコアとなっているWindowsエクスペリエンス インデックス

また、GeForce GT 540Mはミドルレンジのグラフィックスチップだが、超重量級の3Dゲーム「ファイナルファンタジー XIV」でも、解像度を限定すれば動作が可能なことが確認できた。ゲーマー向けモデルではない一般向けのモデル、しかも10万円台のマシンでこれだけのグラフィックス性能が得られるのは特筆すべきだ。最新スペックの要求される重いタイトルでなければ、一定のゲーム用途にも耐えることができそうである。

BIOHAZARD 5 ベンチマーク ベンチマークテストB(DirectX 10)
1280×720 51.0fps
1920×1080 29.2fps
ファイナルファンタジー XIV オフィシャルベンチマーク
Low 1883
High 951
3DMark Vantage 1.0.2 GPU SCORE
1280×720 5004
1920×1080 2369

さらに今回は、最新Core i7の内蔵グラフィックス機能が持つ動画作成支援機能のテストも行ってみた。これは「クイック・シンク・ビデオ」と呼ばれる技術で、エンコード処理の一部をグラフィックスコアを利用してハードウェア処理することで、従来に比べエンコード時間を大幅に短縮できるというものだ。フルHD(1080/60i、17Mbps)の2分間のビデオクリップを「TMPGEnc Video Mastering Works 5」で圧縮(720/30p、4Mbps)してみたところ、従来のソフトウェアエンコードで3分49秒かかっていた処理を1分27秒と半分以下の時間で完了できた。実は、このソフトウェアエンコードの結果もかなり高速な部類なのだが、ハードウェア支援によるエンコードでは、それをあっさり上回るほどのスピードを得られることが確認できた。

ハードウェア支援によるエンコードが可能(赤の下線部)
TMPGEnc Video Mastering Works 5 Ver.5.0.5.32
Intel Media SDK Hardware 1分27秒
x264 3分49秒

USB 3.0など、充実の周辺機能

そのほかにぜひ注目しておきたいのはUSB 3.0への対応だ。ノートPCはどうしてもデスクトップPCに比べ、搭載できるHDD容量に限りがあるが、本モデルは2ポートのUSB 3.0インタフェースを搭載している。USB 3.0対応の外付けHDDなら内蔵HDD並みのスピードでアクセス可能。動画編集などで大容量のデータを扱う必要のあるユーザーも、ストレージ容量不足の不安はない。

青いUSBポートがUSB 3.0対応となっている

また、有線LANはギガビット、無線LANはIEEE802.11nに対応しているので、家庭内のほかのPCとも高速にファイルのやり取りを行えるほか、デジカメなどからすぐにデータを取り込めるカードリーダー、SkypeやUSTREAMなどで活躍する130万画素のWebカメラなど、標準搭載されている内蔵機能も充実している。用途を選ばず活躍できるメインマシンとして、最初の一台としても、パワーユーザーの買い換え需要にも対応できるオススメの機種といえるだろう。

SDカードとメモリースティックに対応するカードリーダー 液晶画面上部に130万画素Webカメラを内蔵
無線LANのオン/オフや音量のミュートなどを、ワンタッチで操作できるキーもいくつか用意されている タッチパッド周辺のパームレスト部には、美しいヘアライン仕上げが施されている

標準スペック

メーカー マウスコンピューター
製品名 LB-D700X
ディスプレイ 17.3型ワイド光沢液晶(1920×1080)
CPU インテル Core i7-2720QM
メモリ 8GB PC3-10600 DDR3 SO-DIMM
HDD 750GB SerialATA
チップセット モバイル インテル HM65 Express
グラフィックス NVIDIA GeForce GT 540M
ドライブ ブルーレイディスクドライブ(書き込み対応/DVDスーパーマルチドライブ機能付)
OS Windows 7 Home Premium 64ビット版
LAN ギガビット(10/100/1000)LAN、IEEE 802.11b/g/n対応無線LAN
インタフェース USB 3.0×2、USB 2.0×2
サイズ W415×D276×H29~40mm(折り畳み時)
重量 約3.09kg
バッテリー駆動時間 約2.83時間
価格 109,830円(税込)

上記スペックは、あくまで構成の一例だ。BTOを駆使して、ぜひ自分好みの一台を作ってみてほしい。

価格・構成については、2011/4/4(記事作成日)現在の情報です。最新情報についてはマウスコンピューターのサイトにてご確認ください。

(マイコミジャーナル広告企画)

[PR]提供: