それではここから、Alienwareシリーズの具体的なカスタマイズ例を紹介しよう。今回のテーマは、Alienware M15xをベースとした「ノートPCでもゲームやエンタテインメントを満喫したい人」向け、Alienware M17xをベースとした「デスクトップに負けないハイパフォーマンスなゲーミングノートPCが欲しい人」向け、Alienware Area-51 ALXをベースとした「連戦連勝を約束する最強のゲーミングPCを求める人」向けの3種類だ。
Alienware M15x
Alienware M15xでは、ベーシックパッケージをベースにカスタマイズを行っていく。Alienware M15xでまず注目したいカスタマイズポイントは、液晶ディスプレイだ。このモデルの標準は1,600×900ドットだが、わずか2,625円で1,920×1,080ドットのディスプレイに変更できるので、快適なゲームライフと作業スペースを確保するためにも、ぜひ選んでおきたいオプションだ。
スペック面では、メモリを4GBから6GB(+10,500円)へと変更。ストレージに関しては128GB/256GBのSSDも用意されているが、動画編集などでも安心して使える容量の確保と予算の関係から、標準装備されている500GBのHDDのままとした。
光学ドライブは、エンタテインメント要素を考えてDVDスーパーマルチドライブからBlu-rayコンボドライブ(+6,300円)へ、グラフィックスはNVIDIA GeForce GT 240M 512MB GDDR3からATI Mobility Radeon HD 5730 1GB(+2,625円)へと変更してある。 そのほか、移動が多くバッテリ駆動時間が気になる場合を考慮して、バッテリは6セル(最大2時間8分)から9セル(+5,775円、最大3時間34分)へとアップグレードした。
「Alienware M15x」の主なスペック
ベーシックパッケージ | 追加したオプション | |
---|---|---|
CPU | Intel Core i7-740QM(1.73GHz) | - |
メモリ | DDR3-SDRAM 4GB | DDR3-SDRAM 6GB |
ストレージ | 500GB SATA HDD | - |
グラフィックス | NVIDIA GeForce GT 240M 512MB | ATI Mobility Radeon HD 5730 1GB |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ | Blu-rayコンボドライブ |
ディスプレイ | 15.6型TFT HD+ WLED 液晶(1,600x900ドット) | 15.6型 TFT Full HD WLED液晶(1,920x1,080ドット) |
OS | Windows 7 Home Premium 64ビット版 | - |
バッテリ | 6セルバッテリ | 9セルバッテリ |
価格 | 139,980円(12月3日現在) | 167,805円(12月3日現在) |
Alienware M17x
Alienware M17xでは、最初からグラフィックスカードが2枚挿しとなっているプラチナパッケージをチョイス。CPUはIntel Core i7-940XM(2.13GHz)も選択可能だが、コストパフォーマンスを考えて標準のCore i7-840QM(1.86GHz)で据え置きとした。
ストレージについては、高速アクセスが可能な128GBのSSDは非常に魅力的だが、容量の関係からどうしても汎用性が低下してしまうため、1,280GBのHDD(+525円)を選択する。こちらは1TBを超える大容量に加えてスピード重視のRAID-0設定なので、ゲーム以外の利便性も大幅にアップしてくれるのが魅力だ。
メモリは標準の6GBから8GB(+10,500円)へと増強し、光学ドライブもDVDスーパーマルチドライブからBlu-rayコンボドライブ(+6,300円)へと変更した。
なお、グラフィックスに関しては追加料金なしでATI Mobility Radeon HD 5870デュアル 1GB with ATI CrossFireXとNVIDIA GeForce GTX 285M SLI デュアル 1GBが選べるので、好みに合わせて選択しよう。
「Alienware M17x」の主なスペック
プラチナパッケージ | 追加したオプション | |
---|---|---|
CPU | Intel Core i7-840QM(1.86GHz) | - |
メモリ | DDR3-SDRAM 6GB | DDR3-SDRAM 8GB |
ストレージ | 250GB SSD | 1,280GB SATA HDD |
グラフィックス | ATI Mobility Radeon HD 5870デュアル 1GB with ATI CrossFireX | - |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ | Blu-rayコンボドライブ |
ディスプレイ | 17型TFT WUXGA 光沢液晶(1,920×1,200ドット) | - |
OS | Windows 7 Home Premium 64ビット版 | - |
価格 | 259,980円(12月3日現在) | 277,305円(12月3日現在) |
Alienware Area-51 ALX
Alienware Area-51 ALXでも、ベースモデルとしてグラフィックスカードが2枚挿のプラチナパッケージを選択。このモデルで最大の特徴は、やはりCPUにIntel Core i7-980X Extreme Editionのオーバークロック仕様(4.00GHz)が選べることだろう。水冷シャーシと1,200W電源を搭載しているため、カスタマイズ状態で安定稼働してくれるのも素晴らしい点だ。
メモリは標準の6GBで据え置きとし、その分はグラフィックスをCrossFireX ATI Radeon HD 5870 1GB (DVI×2/HDMI/DP)からCrossFireX ATI Radeon HD 5970 2GB (DVI×2/DP)(+37,800円)へ変更することでゲーム時の描画能力をアップ。ストレージは256GBのSSDから512GBのSSD(+57,750円)へと増強している。
ちなみに、Alienware Area-51 ALXは標準でキーボードとマウスが付属していないので、操作性も上げたいなら、Alienware TactXゲーミング日本語キーボード(+9,450円)とAlienware TactX ゲーミングマウス(+9,450円)を選択しておこう。
「Alienware Area-51 ALX」の主なスペック
プラチナパッケージ | 追加したオプション | |
---|---|---|
CPU | Intel Core i7-980X Extreme Edition(3.33GHz) | [オーバークロック] Intel Core i7-980X Extreme Edition(4.00GHz) |
メモリ | DDR3-SDRAM 6GB | - |
ストレージ | 250GB SSD | 512GB SSD |
グラフィックス | CrossFireX ATI Radeon HD 5870 1GB (DVI×2/HDMI/DP) | CrossFireX ATI Radeon HD 5970 2GB (DVI×2/DP) |
光学ドライブ | Blu-ray Discドライブ | - |
キーボード | なし | Alienware TactXゲーミング日本語キーボード |
マウス | なし | Alienware TactX ゲーミングマウス |
OS | Windows 7 Home Premium 64ビット版 | - |
価格 | 449,980円(12月3日現在) | 574,930円(12月3日現在) |
このようにデルのAlienwareシリーズは、標準で備えている高いパフォーマンスに加え、カスタマイズによって幅広いゲーマーのニーズを満たしてくれる。スペック面だけでなく、見る者に強烈なインパクトと存在感を与えるデザインも大きな魅力。ゲーマーの熱き魂を呼び起こしてくれるAlienwareシリーズで、ぜひ連戦連勝の山を築いていただきたい。
[PR]提供: