普通のDVD を3D 化する
付属の再生ソフトの威力を体験!
実際に3Dコンテンツを楽しめるソフトとして用意されているのが、「CyberLink Media Suite 8.0 for Blu-ray マウスコンピューターオリジナルエディション(以下Media Suite 8.0)」だ。ブルーレイの新規格で立体表示に対応した「Blu-ray 3D」のサポートが注目点だが、残念ながらBlu-ray 3Dのタイトルが、原稿執筆時点(2010年7月上旬)ではほとんど存在していない。そのため、最も手軽で便利なのが映像タイトルのDVDを3D化する「TrueTheater 3D」機能だ。これは、Media Suite 8.0に含まれる再生ソフト「PowerDVD 10」に搭載されているもの。画面右下にある「3D」のボタンをクリックし、「動画ファイルおよびDVDに3Dを適用する」にチェックを入れるだけで準備は完了だ。すぐに3D映像を楽しめる。
筆者が実際にDVDの3D化をいくつか試してみた。効果が高いのは実写系のコンテンツだ。特に映画では、背景と人物がしっかりと分離し、人物が手前に出てきているのをはっきりと感じられた。スポーツやライブ映像でも、奥行き感を感じる場面は多かったが、動きが速いシーンや頻繁にカメラが切り替わると3Dへの変換が追いつかないのか、効果が弱くなることも。なお、アニメは3Dの効果がそれほど大きくない。そもそも平面的な映像であるため、ソフト側が3Dに変換しづらいのかもしれない。TrueTheater 3Dでは、立体感を調整できるが、アニメでは立体感を最大にして視聴するのがベターだ。
なお、3Dの効果をハッキリと体感したい場合は、3D Visionのデモとして用意されている「3D Vision preview pack 1」を起動するのが一番だ。3Dに特化した映像だと、驚くほどの立体感を得られる。今後増えていくと予想される、3Dにキッチリと対応したコンテンツでは、DVDの3D化よりもずっと驚くような体験ができそうだ。
充実の基本性能で
動画の編集もゲームも楽しめる
Lm-i722E2-3DVは、基本スペックが充実、メンテナンス性が高い、と通常のPCとしての完成度が高いのも大きなポイントだ。CPUはデュアルコアのCore i3-540(3.06GHz)、メモリは4GB、HDDは500GBと十分な内容。グラフィックスカードはミドルレンジのGeForce GT 240と最新の3Dゲームも楽しめるレベルだ。しかも、ブルーレイなどハイビジョン映像の再生を支援する「Pure Video HD」もあるため、高画質な映像を再生しながら、ほかの作業もラクラクと同時進行できるのも便利だ。ただし、ゲームの3D化は少々厳しい。これはゲームの3D表示にはグラフィックスカードに大きな負荷がかかるため。ゲームを3D環境で楽しみたいなら、「3D for Gamer」モデルを選択するのがベストだ。
使いやすいPCケースにも注目だ。コンパクトなマイクロATXサイズながら、5インチベイ、内蔵3.5インチベイの両方に空きがあるため、HDDなどを追加しやすく将来的な拡張にも対応できる。細かい部分ではあるが、CPUクーラーや電源ユニットには静音タイプが採用されており、ファンの音は本体に耳を近づけないとわからないレベル。負荷のかかった状態でも気になることはなかった。
また、参考までに「バイオハザード5」と「ロストプラネット」の美麗なグラフィックスにおけるベンチマークソフトの結果を掲載しておく。どちらも高いスペックを要求するタイトルだが、フルHDの解像度に設定してもプレイできる結果となった。最新のゲームでも性能不足を感じることは少ないはずだ。
ロストプラネット エクストリーム コンディション | ||
---|---|---|
解像度 | snow | cave |
1920×1080 | 33.7 | 48.3 |
1280×720 | 68.0 | 78.0 |
バイオハザード5 | |
---|---|
1280×720 | 57.6 |
1920×1080 | 34.6 |
※このベンチマークの結果は、CPUがCore i3-530で検証されたものです。現在はCore i3-540にアップグレードされています
3Dを楽しめる環境がフルにそろって、しかもPCとしても高性能な内容で、15万円を切るリーズナブルな価格を実現している点も大きな魅力となっている。手持ちのDVDをすぐに3D化して楽しめて、手軽に3D体験できるのもメリット。3Dの世界に触れたいと思っているなら、自信を持ってオススメできるモデルだ。もちろんBTOで、より高性能なCPUや大容量のHDDを搭載することも可能となっている。
標準スペック
メーカー | マウスコンピューター |
---|---|
製品名 | Lm-i722E2-3DV |
CPU | インテル Core i3-540 プロセッサー |
メモリ | 4GB |
HDD | 500GB |
チップセット | インテル H55 Express |
グラフィックス | NVIDIA GeForce GT 240/1GB |
ドライブ | ブルーレイディスクドライブ (DVDスーパーマルチ機能付き) |
OS | Windows 7 Home Premium 64-bit (セレクタブルOSメディア付属) |
LAN | 10/100/1000Mbps ギガビットLAN |
インターフェース | USB 2.0×8(前面×2、背面×6) |
サイズ | W180×D382×H373mm |
価格 | 139,860円(税込) |
上記スペックは、あくまで構成の一例だ。BTOを駆使して、ぜひ自分好みの一台を作ってみてほしい。
価格については、2010/07/29現在の金額です。最新の価格についてはマウスコンピューターのサイトにてご確認ください。
(マイコミジャーナル広告企画)
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