静かで使いやすいコンパクトなPCケース
ここからはPCの使い勝手と性能についてチェックしていこう。「LITTLEGEAR」の魅力は、幅140mm、奥行き312mm、高さ323mm 、容積で約13リットルというコンパクトなボディに、高性能を凝縮していること。筐体が小さいと熱処理が気になるところだが、CPUクーラーにピッタリとフィットするダクトパーツによって効率的なエアフローを実現。これは静音性にも大きく貢献しており、それほど負荷のかからない処理ならば、ファンの音がほとんど気にならないレベルだ。3Dゲームなど負荷のかかる場面では、ファンの回転数がアップするが、それでもうるさいというほどではない。
また、スリム型のPCケースでは高さのないロープロファイルサイズの拡張ボードにしか対応しないパターンが多いが、本モデルでは標準サイズのグラフィックボードをサポート。さすがにハイエンドクラスはスペースや電源の容量的に厳しいが、ミドルレンジのグラフィックボードなら余裕で搭載できる。将来的にスペックの強化を望めるのは心強い。
また、同社おなじみのBTOにも対応しており、より高性能なCPUへの交換、メモリの増設、光学ドライブをDVDスーパーマルチからブルーレイに変更することなどが可能だ。また、HDDは1台しか搭載できないため、容量を求めるならば、BTOで1~2TBのタイプを選んでおくといいだろう。グラフィックボードが、ローエンドのNVIDIA GeForce GT220に固定されているのがちょっと残念なところだ。このほか、ゲーミングPCらしく、ボイスチャットに便利なヘッドセットやゲーマー向けのマウス、ゲームパッドなどがBTOに用意されている。
フロントにはUSB2.0やサウンド入出力のほか、15種類のメディアに対応するマルチカードリーダーも搭載 | 背面にはDVIやD-Sub15ピンといったディスプレイ出力をはじめ、USB2.0やギガビットイーサなどが用意されている |
ベンチマークで性能をチェック
続いては、ベンチマークで性能を確認していこう。本モデルは、CPUがデュアルコアの「Core 2 Duo E7500」(実クロック2.93GHz)、メモリ2GB、グラフィックはローエンドのGeForce GT220と、最先端とはいえないスペックではあるが、バイオハザード5やロストプラネットなど高いグラフィック性能を求めるゲームタイトルでも1280×720ドット程度の解像度ならばプレイできるレベル。さすがフルHDの解像度ではカクカクとした動きになってしまうが、5万円台という価格を考えれば、十分な結果といえるだろう。そのほか、PCの総合的な性能を測定する「PCMark Vantage」と定番の3Dベンチマークソフト「3DMark Vantage」の結果合わせて掲載しておく。参考にしてほしい。
3DMark Vantage | |
---|---|
Score | |
3D MARK Score | P1923 |
CPU Score | 5540 |
GPU Score | 1579 |
PCMark Vantage | |
---|---|
Score | |
PCMARK Score | 4523 |
Memories Score | 3347 |
TV and Movies Score | 3218 |
Gaming Score | 3672 |
Music Score | 5572 |
Communications Score | 4792 |
Productivity Score | 3562 |
HDD Score | 3943 |
ロストプラネット エクストリーム コンディション | ||
---|---|---|
解像度 | snow | cave |
1920×1080 | 18.5 | 25.4 |
1280×720 | 38.0 | 49.7 |
バイオハザード5 | |
---|---|
1280×720 | 27.7 |
1920×1080 | 16.8 |
PCゲームの楽しさを知るのにうってつけの一台
ゲーミングPCといえば、ゴツイ筐体に最先端の性能を詰め込み、それだけに価格も高め……という印象もあるが、本モデルはまったく逆。話題のオンラインRPG「ドラゴンネスト」を快適に遊べるのはもちろん、解像度にこだわらなければ多くの3Dゲームを遊べる性能を持ちながら、ボディは非常にコンパクトで、価格も5万円台とゲーミングPCとしては驚きの低価格となっている。
PCゲームに興味はあるけどPCに場所を取られたくない、ゲームのために高い予算は出せない、といった人にピッタリの一台だ。ゲーミングPCの入門機として非常に優秀なモデルといえる。なお、ドラゴンネスト推奨モデルには、Core i7やGeForce GTX470を搭載し、必要な機器を揃えれば3D表示にも対応する高性能な「NEXTGEAR i700SA10-DN」、3D表示に必要なモニタや周辺機器をセットとした「NEXTGEAR i700SA10-3DV-DN」もラインナップしている。合わせてチェックしてみてはどうだろう。
標準スペック
メーカー | マウスコンピューター |
---|---|
製品名 | LITTLEGEAR i310BB2-DN |
CPU | インテル Core 2 Duo E7500 |
メモリ | 2GB |
HDD | 320GB |
チップセット | インテル G41 Express |
グラフィック | NVIDIA GeForce GT220/1GB |
ドライブ | DVD±R 2層対応 DVDスーパーマルチドライブ |
OS | Windows 7 Home Premium 32-bit |
LAN | 10/100/1000Mbps ギガビットLAN |
インターフェース | USB 2.0×6(前面×2、背面×4)、DVI、D-Sub15、15in1カードリーダー |
サイズ | W140×D312×H323mm |
価格 | 59,850円(税込) |
上記スペックは、あくまで構成の一例だ。BTOを駆使して、ぜひ自分好みの一台を作ってみてほしい。
価格については、2010/07/05現在の金額です。最新の価格についてはマウスコンピューターのサイトにてご確認ください。
(マイコミジャーナル広告企画)
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