マイクロATX規格内での拡張性は問題なし
「Lm-i700B」はマイクロATXサイズのため、ミドルタワーに比べて拡張スロットの数は少なく、PCI Express x16が2基、PCI Express x1が1基、PCIが1基となる。うち、PCI Express x16スロットの1基はグラフィックスカードが使用している。ATXのマザーボードと比べると拡張性に乏しい印象を受けるが、最近のマザーボードはオンボード機能が豊富なので、拡張スロットが足りずに困ることは少ないだろう。長いグラフィックボードも搭載可能な設計となっており、ゲームなどをプレイするために換装する際も安心だ。そのぶん3.5インチHDDベイは2基となっているため、標準の500GBで足りない人は、あらかじめカスタマイズで大容量のHDDを選択しておくとよい。なお、標準装備されているリアファンは8cmサイズとなる。内部ケーブルはきれいに束ねられており、空気の流れを阻害することはないだろう。
Windows 7での性能を探っていこう
それでは、「Lm-i700B」の実際の性能を探ってみよう。システムのプロパティを見ての通り、本機は64bit版のWindows 7 Home Premiumを搭載している。メモリは標準で2GBを搭載。動作に問題はないが、せっかく4GB以上のメモリ空間を利用できる64bit版でこの容量はちょっともったいない。予算が許すなら、カスタマイズでメモリ容量を4GB以上にして、64bit版の真価を発揮させよう。
Windows エクスペリエンス インデックス スコアは「3.7」。CPUだけみると「7.3」、メモリやゲーム用グラフィックス、ハードディスクの値も「5」を超えており非常に優秀だが、ローエンドのグラフィックカードが少々足を引っ張っている印象の値となってしまった。動作に問題の出る数値ではまったくないが、ゲームやグラフィックス関連での用途を考えているのならば、より快適な環境構築を目指して、カスタマイズによる変更を検討したい。
コストパフォーマンスに優れながらもWindows 7を存分に活かせる
最新のインテル クアッドコアCPU「Core i5-750」を搭載し、Windows 7をプリインストールした「Lm-i700B」。これだけのPCが、6万円台からという価格から購入できるのは驚きだ。省スペースなミニタワーサイズを採用している点も、設置の自由度を考えると好感が持てるところ。ひとまず本機を購入しておけばスペックが足りないということはまずないだろう。自分の用途に合わせて拡張したPCが欲しい場合は、BTOカスタマイズでブルーレイディスクドライブやSSD、高性能なグラフィックスカードなどを選択することも可能だ。PCの移行に迷っている人にも、Windows 7を快適に動かすデスクトップPCの基準スペックとして参考になる一台になるだろう。
標準スペック
メーカー | マウスコンピューター |
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製品名 | Lm-i700B |
CPU | インテル Core i5-750 |
メモリ | DDR3 SDRAM 2GB (PC3-10600) |
HDD | 500GB |
チップセット | インテル P55 Express |
グラフィックス/ビデオメモリ | ATI Radeon HD4350/512MB |
光学ドライブ | DVD±R 2層書き込み対応DVDスーパーマルチドライブ |
OS | Windows 7 Home Premium 64-bit |
LAN | ギガビット(10/100/1000)LAN |
インターフェース | USB 2.0×12(背面×10、前面×2) |
サイズ(ブラックケース選択時) | W180×D382×H373mm |
価格 | 69,930円(税込)~ |
上記スペックは、あくまで構成の一例だ。BTOを駆使して、ぜひ自分好みの一台を作ってみてほしい。
価格・構成については、2009/10/22(記事作成日)現在の情報です。最新情報についてはマウスコンピューターのサイトにてご確認ください。
(マイコミジャーナル広告企画)
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