本体の内部をチェックする

続いて、本機の拡張性とマザーボードをチェックしていこう。拡張スロットの構成はPCI Express x16が3基、PCIが2基、PCI-Express×1が2基となっている。PCI Express x16にグラフィックボードが搭載されている以外は、すべて空きになっているとバツグンの拡張性を持っている。ただし、グラフィックボードは2スロット分を占有するタイプなので、直下にあるPCIExpress×1の1基は使えない。とはいえ、地デジチューナーボードなどを増設する余裕があるのはうれしいところだ。

メモリスロットは2GBのDDR3メモリが6枚搭載されており、最初からすべて埋まっている。合計12GBもあるので、不足を感じることはないだろう。また、3枚を1組で動作させるトリプルチャンネル駆動となっているので、データ転送速度が非常に高速なのもポイントだ。拡張ベイは3.5インチが1基、内蔵3.5インチが3基、5.25インチが2基となっている。内蔵3.5インチには1TBのHDD、5.25インチベイにはDVDスーパーマルチドライブが搭載されているが、まだまだ余裕はある。HDDの増設にもラクラク対応可能だ。このほか、ケーブルは非常にキレイにまとめられており、メンテナンスしやすくなっている。

本体を側面から見たところ。ケーブル類はキレイにまとめられている 大型のケースファンを採用しており、ハイスペックながらアイドル時はかなり静かだ
メモリスロットは全部で6基。2GBのDDR3メモリで最初からすべてが埋まっている グラフィックボードは2スロット分のスペースが必要なので、PCI-Express×1は1基使えなくなっている
内蔵3.5インチベイは2基空いており、HDDの増設も可能だ

ベンチマークで「MDV ADVANCE ST 6320S」の実力を見る

ここからは、ベンチマークでその性能をチェックする。Windows Vistaの「Windows エクスペリエンス インデックス スコア」は、すべて最高値の「5.9」を達成している。これだけでも性能が高さがわかる。続いて、3Dベンチマークの定番Futuremark「3DMark06」では、トータルスコアで1万超えを達成。CPU、SM2.0/SM3.0ともにかなり高いの数値を出した。参考までにPCMark05の結果も掲載する。

3D MARK06
  Score
3D MARK Score 13554
CPU Score 4774
SM2.0 Score 5051
SM3.0 Score 6059
PCMark05
  Score
System Test Suite 9545
CPU Score 7890
Memory 7857
Graphics 17749 HDD 6879

ゲーム系のベンチマークでも高い実力を発揮

国産ゲームのベンチマークでも性能を確かめていこう。今回試したのはカプコンの人気MMORPG「モンスターハンター フロンティア オンライン」、Direct X10に対応し、マルチコア・マルチGPUへの最適化も行われている美麗グラフィックの「ロスト プラネット エクストリーム コンディション」、DirectX9世代の定番MMORPGスクウェア・エニックス「FINAL FANTASY XI」の「Vana'diel Bench 3」の3つ。注目は高いマシンパワーを求める「ロスト プラネット エクストリーム コンディション」だろう。1680×1050ドットという高解像度設定でも十分快適に遊べる数字を出している。そのほかのベンチでも高い数値を出しており、最新の3Dゲームを高解像度設定でも快適に遊べる性能を持っているといえる。

ロストプラネット エクストリーム コンディション
解像度 snow cave
1600×1050 82.2 102.8
1440×810 110.9 128.3
1280×720 132.2 141.7
モンスターハンター フロンティアオンライン
解像度 Score
1600×1050 8187
1440×810 11655
1280×720 14146
Vana'diel Bench 3
High 8490
Low 10806

何でもこなせる高い性能を持ちながらお買い得

ゲーミングPCといえるほどのグラフィック性能、同時処理に強いクアッドCPU、12GBという大容量のメモリとヘビーユーザーも納得のスペックを持ちながら、お買い得な価格を実現しているのが、大きな魅力だ。それに、高い拡張性に加えて、飽きの来ない落ち着いたデザインを持っており、長くメインマシンとして活躍できるのもうれしい。また、BTOでは、より高性能なCPUやグラフィックボード、大容量HDD、データ転送速度が高速なSSD、ブルーレイドライブなども選択できる。充実の基本スペックに加え、好みのカスタマイズまで可能と非常に満足度の高い1台だ。

標準スペック

メーカー マウスコンピューター
製品名 MDV ADVANCE ST 6320S2
CPU インテル Core i7-920
メモリ 12GB
HDD 1TB
チップセット インテル X58 Express
グラフィック NVIDIA GeForce GTS250/512MB
ドライブ DVD±R 2層書き込み対応DVDスーパーマルチドライブ
OS Windows Vista Home Premium with SP1 64bit
LAN ギガビット(10/100/1000)LAN
インターフェース USB 2.0×8 (背面×6、前面×2)、eSATA×1、IEEE1394×1
サイズ W190×D487×H420mm
価格 119,700円(税込)~

上記スペックは、あくまで構成の一例だ。BTOを駆使して、ぜひ自分好みの一台を作ってみてほしい。

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価格については、2009/07/17現在の金額です。最新の価格についてはマウスコンピューターのサイトにてご確認ください。

(マイコミジャーナル広告企画)

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