いざ、PCを購入しようと考えたとき、CPUは流行のクアッドコア、グラフィックもバリバリ3Dゲームが楽しめる性能を持ちながら、しかもリーズナブルで……と、ついつい要求が大きくなりがちなところ。しかし、その要求に見事、応えてくれるのがマウスコンピューターの「MDV ADVANCE ST 6320S」だ。12万円を切る価格ながら、インテル最新のクアッドコアCPU「Core i7-920」にグラフィックはミドルレンジの「NVIDIA GeForce GTS250」と、どんな処理でもおまかせの性能を持っている。その魅力あふれるモデルの実機をお借りできたので、さっそくレビューをお届けしよう。
低価格でもヘビーユーザーまで納得できる高性能を凝縮
低価格でも、高性能で高品質なPCを数多く世に送り出しているマウスコンピューター。ここで紹介する「MDV ADVANCE ST 6320S」は、そんなマウスコンピューターのこだわりが強く感じられるモデルだ。インテル最新のクアッドコアCPUにハイビジョン動画の再生支援機能を持ち、最新の3Dゲームもラクラクと楽しめるグラフィックボードとハイエンドPCのトレンドをしっかりと押さえながらも、12万円以下というお買い得な価格を実現。しかも、Windows 7に無料でアップグレードが可能と、将来性もバツグンだ。Windows 7の発売までPCの買い替えをガマンする必要もない。
低価格のPCは何かと販売後、不安を感じることもあるかもしれないが、同社のPCならば、その心配はいらない。365日24時間という手厚いサポートがあるのに加え、1年間の保証もついている。オプションで、3年間の保証をつけたり、訪問修理も可能と実に安心だ。また、気になるデザインも光沢のあるブラックを採用し、高級感のある仕上がりとなってる。電源ランプにはブルーLEDを採用と洒落ており、全体的にシックな雰囲気を持っており、どんな場所にもマッチしそうだ。
クアッドコアに高性能GPUと魅力溢れる基本スペック
最大の魅力といえるのが、お買い得な価格帯ながらハイエンドPCとそん色のないスペックを備えていること。CPUには、クアッドコアでインテル最新の「Core i7-920」を搭載。実クロックは2.66GHzを備えている。Core i7には、仮想的にCPUのコアの数を増やすハイパースレッディング・テクノロジーが搭載され、OS上からは8つのスレッド(作業)を同時に処理できる。動画のエンコードをしながら、文書作成やウェブサイトを見るといった作業をラクラクと並行可能だ。また、OSには4GB以上のメモリを扱える64ビット版のWindows Vista Home Premiumを採用。そのため、12GBという大容量のメモリ搭載を実現している。
3Dゲームを楽しむ上では必須といえるグラフィックボードも、ミドルレンジに位置する「NVIDIA GeForce GTS250」を搭載。その性能は次ページのベンチマーク結果を見てほしいが、最新ゲームも十分快適に楽しめる。さらに、ハイビジョン動画をCPUに負荷をかけずに再生できる「PureVideo HD」という技術も備えており、ブルーレイなどの美しい動画を思う存分に楽しめるのも大きな魅力だ。このほか、インタフェース類が充実しているのも見逃せない。前面にはUSB2.0が2ポートあり、背面にはUSB2.0のほかIEEE1394やeSATAポートも用意されており、外付けデバイスとも連携しやすい。