静音モードで静かな場所でも安心して使える
モバイルノートだけに、外出先でも安心して使えるのか気になるところだが、 「LuvBook S200S」 ではそれを意識した機能もそろっている。まず便利なのが、キーボードの右上にあるファンのイラストが書いてあるボタンを押すと、CPUの動作クロックを低下させて冷却ファンの動作を最小限にする静音モードに移行すること。通常の状態では、ブラウザの起動やPDFの閲覧など、ちょっとした作業でも冷却ファンが動作して、うるさいというほどではないが、図書館など静かな場所では少々気になる風切り音が出る。しかし、静音モードでは、ほとんど冷却ファンが動作しないために、外出先のカフェでも周りを気にせず、安心してPCを利用可能だ。深夜など寝ている家族が気になる場面でも役立つ機能といえる。
キーボードも秀逸だ。キーピッチも広く、配列にもクセがないため、はじめて使ったときでもスムーズに文字入力が行えた。キーはやや固めで、入力にはしっかり押す必要はあるものの、打鍵する力が比較的強い筆者としては歓迎したいポイントだ。[Backspace]キーが大きめなのも使いやすさを生み出している。[Fn]キーをファンクションキーを組み合わせることで、音量や輝度の調整も可能だ。
ポータブルAVプレイヤーとして活躍できるのも魅力。DVDスーパーマルチを標準搭載しているので、DVDビデオを手軽に再生できるのをはじめ、ディスプレイはグレア(光沢)液晶を採用しているため、鮮やかな色彩を楽しめる。また、モバイルノートではスピーカーが底面にあったり、モノクロであったりと一応鳴ります、というパターンも珍しくないが、 「LuvBook S200S」 はディスプレイの下部にステレオスピーカーを搭載。サイズが小さいため、迫力のある音とはいえないが、正面から音が聞こえるのでステレオ感がしっかりとある。さらに、GM45 Expressチップセットに内蔵されているグラフィック「GMA 4500MHD」は、DirectX10に対応しているほか、HD動画の再生を支援する機能も搭載されているのが心強い。
キーボードは配列にクセもなく非常に使いやすい | 電源ボタンの隣にあるボタンを押すことで静音モードに変更できる |
DVDスーパーマルチを標準搭載と、DVDプレイヤーとしても活躍が可能だ | 背面のカバーをはずしたところ。メモリスロットは最初からすべて埋まっている |
ベンチマークで性能をチェック
次は 「LuvBook S200S」 のベンチマーク結果を見ていこう。まずはWindows エクスペリエンス インデックス スコアだが、グラフィック関連以外は5点台と最高に近い評価を得ている。中でもメモリは4GBと大容量であるため、5.8という好成績だ。一番低いゲーム用グラフィックスでも3.7と、決して悪くない数字となっている。ちなみに、このスコアは最大で5.9だ。ゲームのベンチマークテストとして「モンスターハンター フロンティア オンライン」、スクウェア・エニックス「FINAL FANTASY XI」の「Vana'diel Bench 3」の2つを実行した。Vana'diel Bench 3では、「Low」の設定で快適に動作させられる3000以上の数字を出しており、相当高度な3Dを利用していない限り、MMORPGならプレイできそうだ。
モンスターハンター フロンティア オンライン | |
---|---|
800×600ドット | 860 |
1024×768ドット | 595 |
Vana'diel Bench 3 | |
---|---|
Low | 3411 |
High | 2236 |
モバイルでも据え置きでも活躍できる充実性能
「LuvBook S200S」 は、9万円を切るというモバイルノートとしてはかなりの低価格ながら、デュアルコアCPUに大容量メモリとHDD、使いやすいキーボードや静音モードとさまざまなシーンで快適に使える性能を秘めている。ハイエンドなモバイルノートを求めている中~上級者はもちろんのこと、据え置きで使うメインのPCとしても十分な1台。PCに部屋のスペースを使いたくない、という人にもピッタリだ。
BTOを利用すれば、さらに高性能なCPUをはじめ、インテル社の高いデータ転送速度を誇るSSDや500GBの大容量HDDも選択できる。さらなるハイエンドを追求可能な柔軟性を持っているのも魅力的だ。低価格でも高性能で使いやすく、デザインも優れている。性能があまり高くなく、使う上でいろいろな割り切りも必要なネットブックに手を出すぐらいなら、こちらのほうが絶対に後悔しない。幅広いユーザーに安心してオススメできるモデルだ。
標準スペック
メーカー | マウスコンピューター |
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型番 | LuvBook S200S |
CPU | インテル Core2 Duo プロセッサー P8700 |
メモリ | 4096MB |
HDD | 320GB |
チップセット | インテル GM45 Express |
ディスプレイ | 12.1型液晶ディスプレイ(WXGA表示対応) |
グラフィックス | インテル グラフィックス・メディア・アクセラレータ 4500M HD |
ドライブ | DVD±R 2層書込対応 DVDスーパーマルチドライブ |
OS | Windows Vista Home Premium with Service Pack 1/Windows Vista Ultimate with Service Pack 1【カスタマイズで選択可能】 |
LAN | IEEE802.11 a/b/g/n準拠 無線LAN |
インターフェース | USB2.0×3(左側面×1、右側面×2)、VGA、シリアル、マルチカードリーダー、ライン入力/出力、マイク入力 |
サイズ | W296×D227×H26.3~31mm(折り畳み時) |
価格 | 89,880円(税込)~ |
上記スペックは、あくまで構成の一例だ。BTOを駆使して、ぜひ自分好みの一台を作ってみてほしい。
価格については、2009/5/21現在の金額です。最新の価格についてはマウスコンピューターのサイトにてご確認ください。
(マイコミジャーナル広告企画)
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