「type A」は高画質写真やハイビジョン映像の編集に必要な機能を結集したHDクリエイティブノート。今回は『HDR-XR500V』で撮影した映像で動画作品を作成してみた。それに先立ち、ソニーの体験セミナーで『HDR-XR500V』の新機能やVAIOでの動画編集のコツを入手した。
今回使用した“ハンディカム”『HDR-XR500V』とVAIO「type A」ビデオエディションの組み合わせ。映像編集を思う存分楽しめる高スペック・高機能のベストパートナーだ |
VAIO「type A」は、デジタル一眼レフカメラの高画質写真の加工やハイビジョン映像の編集に必要な機能を結集したHDクリエイティブノートだ。今回は、ハイビジョン動画編集に最適な「type A」ビデオエディションの「VGN-AW81CJS」に、『HDR-XR500V』で撮影したAVCHD動画を取り込み、「VAIO Movie Story」と「Adobe Premiere Elements 7」を使用して動画作品を作成してみた。また、それに先立って、ソニーマーケティング主催の「ITエンターテインメントセミナー」で、撮影や動画編集に役立てるべく『HDR-XR500V』の新機能やVAIOでの動画編集のコツなどの情報を入手した。
映像編集のためのVAIO「type A」ビデオエディション
最初に実機のスペックを確認しよう。今回使用したのは、VAIOオーナーメードモデルの「VGN-AW81JS」。プロセッサーはインテル Core 2 Duo T9550(動作周波数2.66GHz)、メモリは4GB(2GB×2)、HDDは5400回転の約500GBを搭載。チップセットにモバイルインテルPM45 Express、グラフィックアクセラレーターにNVIDIA GeForce 9600M GT GPUを採用している。OSにはWindows Vista Home Premium 64ビット版が搭載されている。ハイビジョン映像の編集を念頭においているだけに、処理スピード、描画性能、AV機能など、どれをとっても申し分ないハイスペックのモデルだ。インターフェース類については以下の写真を参照してほしい。
今回使用した「type A」ビデオエディション「VGN-AW81JS」。カラーは高級感漂う「チタングレー」だ。ディスプレイはVAIOのノート史上最大の18.4型ワイドTFTカラー液晶(1920×1080ドット)。動画映像を美しく再現する「クリアブラック」液晶と16:9のアスペクト比の採用により、高精細なハイビジョン映像を画面ぴったりサイズで鑑賞できる | |
左側面は、左から電源入力端子、排気口、USBコネクター、外部ディスプレイ出力端子、HDMI出力端子、ExpressCardスロット、CFカードスロット、i.LINK端子が並ぶ。右側面は、左からヘッドホン出力、マイク入力、USB 2.0コネクター×2、ブルーレイディスクドライブ(DVDスーパーマルチ機能搭載)、LANコネクター、電話回線ジャック、アンテナコネクター、電源ボタンがある | |
前面には、ワイヤレスON/OFF切換スイッチ、“メモリースティック”スロット、SDメモリーカードスロットがあり、インターフェースはすべて左側にそろえられている。キーボード上部のS1、S2ボタンやAVコントロール用のボタンは、触れると光るタッチセンサー式で、指紋が付きにくいアンチグレア処理が施されている。キーボード右側には、数字データ入力時に便利なテンキー、その下にはFeliCaポートが装備されている |
動きながらでも、暗いところでも高画質“ハンディカム”『HDR-XR500V』
一方、今回使用したビデオカメラは、“ハンディカム”『HDR-XR500V』。120GBの大容量ハードディスクを搭載し、AVCHD方式による1920×1080ハイビジョン撮影が可能。別売の“メモリースティック”などにも記録できる。レンズ自身が上下左右にスライドしてブレをしっかり補正する“光学式手ブレ補正(アクティブモード)”と、暗いところでも高精細の映像が撮れる“Exmor R”CMOSセンサーの搭載で、歩きながらや暗い場所など、手ブレやノイズが発生しやすい厳しい撮影状況でもハイビジョン映像が驚くほどきれいに撮れる。そのほか、1,200万画素相当の高画質写真記録や、自動逆光補正機能、動画撮影でも顔検出機能を搭載し、検出した顔部分の領域をくっきりとした画質に補正する「顔検出機能(顔キメビデオ)」、笑顔を捉えてシャッターを切る「スマイルシャッター」などが、簡単で快適な撮影環境を提供している。きれいに撮るなら、ホームユースとして現在最高の1台と言っていいだろう。
今回使用した“ハンディカム”『HDR-XR500V』。ソニーの光学技術を結集した高性能Gレンズを搭載し、優れた描写力を発揮する。液晶パネルを開くだけで電源ON、貴重な場面を逃さず、すぐに撮影が始められる。GPS機能による位置情報記録、ハイライト再生、内蔵ズームマイクなど面白便利機能も満載だ |