さて、CTO項目として悩みどころなのがハードディスクドライブだろう。標準は160GB(7200rpm)で、オプションとして320GB(7200rpm)、640GB(5400rpm)が用意されている。7200rpmモデルはデータ転送速度が、5400rpmモデルは静音性に優れている。
ただし、320GBと640GBモデルは2基構成の数値となっており、消費電力と騒音はアップするものと思われる。発熱も気になってくるので、よほど容量が必要となる作業を行わないのであれば、あえて160GBを選択して、足りなくなったら外付けハードディスクを増設するという選択肢もあるのではないだろうか。
ディスプレイは迫力ある17インチウルトラクリアビューカラー液晶で、WSXGA+(1680×1050)の解像度に対応する。これは下位モデルの「dv5/CT」と同等の表示領域であるが、サイズが15.4インチから17インチにあがっている分、文字などは大きく表示される。個人の好みはあるだろうが、小さなパネルで高解像度表示させた際の“無理矢理感”を感じさせないので、余裕を持って表示できる「dv7/CT」には好感が持てる。ワイドな画面を生かして、インターネットや書類作業なども効率よく処理することができるだろう。
光学ドライブはDVDスーパーマルチ機能搭載のブルーレイROMドライブを標準搭載する。フルHDとまではいかないが、ハイビジョン画質で撮影した映像やブルーレイソフトの映画を楽しめる。また、GeForce 9600M GTに搭載されているPureVideo HDテクノロジによって、再生時のCPU負荷と消費電力を抑制するので、カクつくことなく滑らかな再生が可能だ。
HDMI端子も標準で装備するので、より大画面の液晶テレビへの出力もできる。また、液晶は安価モデルにありがちな、ぎらついた安っぽいパネルではなく、きょう体デザイン同様に落ち着きのある見やすい発色をしている。若干視野角が狭いようにも感じられたが、視認性は高く、長時間ディスプレイを眺めていても目が疲れにくい。
これらの映像表現を支え、高品位のエンターテインメントを実現するグラフィック機能には、NVIDIAの「GeForce 9600M GT」を採用。スペックはノート向けとしてはミドルレンジ製品にあたり、デスクトップ向けではエントリークラスだろうか。Windowsエクスペリエンスインデックスでのスコアはグラフィックスで「4.8」、ゲーム用グラフィックスで「5.3」。定番ベンチマークソフト「3DMark06」の計測では、解像度1280×1024ドットで2回計測して4048、4026。
各オンラインゲームで用意されているベンチマークソフトでは、スクウェアエニックス「FINAL FANTASY XI」のオフィシャルベンチ「Vana'diel Bench3」がHighで4000~、Lowで7000前後、カプコンの「モンスターハンター フロンティア オンライン」のベンチマークソフトが解像度1680×1050で1300前後、1024×768で2250前後となっている。最新の3Dゲームがバリバリ動くとまではいかないが、画質をある程度調整するか、一般的な3Dゲームであれば問題なくプレイできるだろう。
カスタマイズスペック(構成例)
CPU | Intel Core 2 Duo プロセッサ T9400 |
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メモリ | 2GB |
HDD | 320GB |
ドライブ | ブルーレイROMドライブ |
OS | Windows Vista Home Premium(SP1) | 価格 | 『プレミアムキャンペーン第二弾』 129,990円(税込み) |
※価格については、2009/1/9現在のものです。最新の価格については日本HPのサイトにてご確認ください。
(マイコミジャーナル広告企画)
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