「X200」の、というよりは「ThinkPad」の特長となるが、レノボ・ジャパンが11月から提供を開始した新しいウェブ販売システムの恩恵により、ユーザが自由に構成を選択できるようになった点が挙げられる。

これまでも、X200シリーズとしてOSやCPU、ハードディスクなどに選択の幅を持たせ、ある程度の取捨選択は可能であったが、あくまでも選択肢の中から数種類の構成を用意したものであった。そのため、「このモデルのあのパーツだけ変更したい」という場合もあり得たわけで、そのような要求には応えることができていなかった。しかし、今回からユーザが能動的に構成を決定し、注文に応じて生産する完全なCTO方式を導入したため、「ThinkPad ウルトラベース」やMicrosoft Officeの有無までも含めると、何十万通りものきめ細やかなカスタマイズが可能である。

最小構成価格129,990円から購入できる「X200」で選択可能なオプションとしては、CPU、初期導入OS、メモリ、ハードディスク、無線LANアダプタ、バッテリ、および指紋センサー、ターボ・メモリ、ウルトラベース、Bluetooth、WWAN、Microsoft Officeの有無といったところがある。また、変わったところでは無償で英語キーボードを選択することもできる。それでは、ここからは用途別にいくつかの構成例を紹介していこう。

オプションで搭載できる指紋認証センサー

カスタマイズスペック（構成例1）～コストパフォーマンス重視

比較的安価な構成でコストパフォーマンスを重視するなら、CPUとメモリをそのままに最低限必要なオプションを選択したい。ハードディスクは80GBから160GBに増量し、無線LANアダプタにIntel WiFi Link 5100を選択する。Basicでは味気ないので、OSはWindows Vista Home Premiumに変更してみよう。

X200のチップセットに統合されているグラフィック機能は、「Intel GMA X4500HD」というHD動画再生支援も搭載した上位製品。ドライブを搭載しないX200ではブルーレイディスクを再生することはないが、十分な3Dグラフィック性能を持っているので、AeroをはじめとしたVistaのインターフェイスも問題なく描画できる。

CPU Intel Core 2 Duo プロセッサー P8400
メモリ 1GB
HDD 160GB
OS Windows Vista Home Premium
無線LAN Intel WiFi Link 5100
バッテリ 6セル
価格 140,490円（税込）～
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カスタマイズスペック（構成例2）～モバイル重視

モバイルでの利用シーンが多いユーザーなら、ネットワーク性能と省電力性、バッテリ駆動時間にこだわりたい。ハードディスクを、重量および低消費電力・耐衝撃性に優れたSSDに変更。高速な通信が可能なIntel WiFi Link 5300、6セル時7.0時間の駆動時間を最長9.8時間まで伸ばせる9セル拡張バッテリを搭載すれば、「リアル・モバイル」を体現する1台となるだろう。

CPU Intel Core 2 Duo プロセッサー P8400
メモリ 2GB（1スロット使用）
HDD 64GB SSD
OS Windows Vista Business
無線LAN Intel WiFi Link 5300
バッテリ 9セル
価格 218,925円（税込）～
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カスタマイズスペック（構成例3）～パフォーマンス重視

家置きPCとしてじっくり使いたいなら、徹底的にパフォーマンスを追求したい。CPU、メモリを上位オプションに、ハードディスクは容量にこだわった320GBなどを選択。電源アダプタを利用できるので、バッテリを6セルにして価格を抑えるのもいいだろう。

予算が許すならウルトラベースも選んでおきたい。X200用のウルトラベースには、ウルトラベイにスリム・デバイス（ブルーレイ／CD-RW／DVD-ROMコンボまたはスーパーマルチ・ドライブ）を装着することができ、別売のシリアルATAハードディスクベイアダプタを使用すればHDDの増設も可能となっている。また、USB2.0ポートを4基備え、周辺機器への対応もバッチリだ。

さらに、VistaよりXPの方が使い勝手がいいなら、OSをVista Businessにしてダウングレード権を購入すれば、Windows XPの正規版リカバリー・メディアもついてくる。

CPU Intel Core 2 Duo プロセッサー P8600
メモリ 4GB
HDD 320GB
OS Windows Vista Business ダウングレード
無線LAN Intel WiFi Link 5300
バッテリ 6セル
ウルトラベース あり
価格 182,490円（税込）～
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そのほか、優れたセキュリティ環境を提供する指紋認証センサー、近距離での通信に優れるBluetoothなどは数千円のプラスで搭載できる。また、Microsoft Office Personal 2007 日本語版と、Office+PowerPoint 2007のオプションも用意されているので、必要に応じて購入するといいだろう。軽量性を重視するなら、4セルのスリム・ライン・バッテリー（3.8時間）という選択肢もある。

ThinkPadならではの堅牢性の高いカスタマイズ性を兼ね備え、モバイルにとどまらない幅広い用途で利用できる「X200」。現在、直販サイトにおいてキャンペーンを実施中なので、自分好みの1台を手に入れる良いチャンスだ。また、レノボWeb広告限定ストアではキャンペーン価格からさらに 5%OFF で ThinkPad X200を購入できる eクーポンを配布しているので購入する際はぜひ活用したい。

※価格については、2008/12/5現在のものです。最新の価格についてはレノボ・ジャパンのサイトにてご確認ください。

（マイコミジャーナル広告企画）

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