さらに詳しく内部をチェック!

「MDV ADVANCE ST 6100S」のマザーボードをさらに見ていこう。拡張スロットの構成はPCI Express x16が3基、PCIが2基、PCI-Express×1が2基だ。マルチGPUシステムに対応しているだけあって、豪華な構成となっている。トリプルチャネルを採用するメモリスロットは、3枚一組を2種類搭載できる6基構成。標準では2GBのDDR3メモリが3枚搭載されている。HDDは1TB×1のシンプルな構成。マザーボード上から直接操作できる電源・リセットスイッチなども用意されている。

メモリや拡張カードを外した、マザーボード全景 HDDはシンプルに、1TBの製品を1台搭載している
ふたたびCPU周り。標準CPUクーラーでチップセットなどを同時に冷やす 拡張カードスロット周辺。PCI Express x16を3つも搭載している
マザーボード上から直接電源のON/OFFやリセットが行える 10基もの大量のSATA端子が備えられている。拡張性は抜群だ

搭載されているパーツも見ておこう

これらの最新システムに合わせられているパーツも確認しておこう。グラフィックスカードには、ミドルレンジの定番「NVIDIA GeForce 9800GT」、別基板で提供されるサウンドカードは豪華に、ゲーマーの定番「Creative Sound Blaster X-Fi Xtreme Audio」が標準搭載となっている。メモリは2GBのDDR3-1333 CL9が3枚採用、6144MB(6GB)の容量を誇る。

グラフィックスカードは、1スロット占有タイプの「NVIDIA GeForce 9800GT」 サウンドカードは別基板となっており「Creative Sound Blaster X-Fi Xtreme Audio」が搭載される
メモリはDDR3-1333 CL9 2GBのモジュールを3枚、計6144MB(6GB)を備える

ベンチマークで見る「MDV ADVANCE ST 6100S」の実力

それでは実際にベンチマークでその能力を見ていってみよう。初めにWindows Vistaの「Windows エクスペリエンス インデックス スコア」だが、これは問題なくすべて最高値の「5.9」という結果。続いて、定番のFuturemark「3DMARK Vantage」Performance Presetの結果。こちらは「6300」とグラフィックスカードが少々足を引っ張った形だが、CPU SCOREに関しては高い数値が表れている。さらに「CINEBENCH R10」を実行すると、こちらでは非常に良い数値が得られた。とくに「x CPU」の結果は同クロックである「Core 2 Duo Q6600」と比べてもかなり優秀な結果だ。

3D MARK Vantage 1.1.0(1280×1024)
  Score
3D MARK Score 6300
CPU Score 33420
Graphics Score 4958
CINE BENCH R10 64BIT
  Score
Rendering (1 CPU) 3728
Rendering (x CPU) 14805
OpenGL Standard 5804

ゲーム系ベンチマークではどうなるか?

国産ゲームのベンチマークを続けて見ていこう。今回試したのはカプコン「モンスターハンター フロンティア オンライン」、マルチコア・マルチGPUへの最適化が行われている「ロスト プラネット エクストリーム コンディション」、DirectX9世代の性能を確かめるためにスクウェア・エニックス「FINAL FANTASY XI」の「Vana'diel Bench 3」の3つだ。特に良い結果が出たのが「ロスト プラネット エクストリーム コンディション」の「Cave」。グラフィックスカードのランクを上げれば、さらに高い数値も期待できそうだ。

ロストプラネット エクストリーム コンディション
解像度 snow cave
1920×1200 38 50
1600×1200 49 66
1280×720 89 111
モンスターハンター フロンティアオンライン
解像度 Score
1920×1200 4840
1600×1200 5731
1280×720 10845
Vana'diel Bench 3
High 8310
Low 10724

気になる消費電力はどれくらい?

最後に、ベンチマーク動作中の消費電力をワットチェッカーで調べた値をお伝えしておこう。もっとも高い「254W」を記録したのは「3DMARK Vantage」の「CPU TEST」実行中で、その他は軒並み200W前後で動作していた。なおアイドル時は「140W」。アプリケーションがCPUをどれだけ活用しているかで大きく変わってきそうだが、130WというTDPの割には、消費電力は抑えられている印象だ。

消費電力
ピーク 254W
アイドル 140W

※今回のベンチマークテストは、エンジニアサンプル用CPUを使用して測定されたものです。実際に発売された製品とは結果が異なる場合があります。

新世代のPCパフォーマンスを体感できる「MDV ADVANCE ST 6100S」

さらなる処理能力を求め、新たに登場した「Core i7」。新世代CPUを備えた「MDV ADVANCE ST 6100S」の実力は、確実なものといえる。現段階ではマルチスレッドをうまく使えないアプリケーションも多いが、今後の流れとして、マルチスレッドを最大限に活かすプログラムが作成されるのは時間の問題だろう。すでに、負荷の大きい処理である動画のエンコードでは、その効果は絶大なものとなっている。さらに、ハードウェアが成熟した今、PCの64bit化の流れも今後は確実となるだろう。「MDV ADVANCE ST 6100S」で、今年の冬は一歩先行くPCの世界を体感してみてはいかがだろうか。

標準スペック

メーカー マウスコンピューター
製品名 MDV ADVANCE ST 6100S
CPU インテル Core i7 920
メモリ 6144MB
HDD 1TB
チップセット インテル X58 Express
グラフィック NVIDIA GeForce 9800GT/GDDR3 512MB
ドライブ DVD±R 2層書き込み対応DVDスーパーマルチドライブ
OS Windows Vista Home Premium with SP1(64bit)
LAN ギガビット(10/100/1000)LAN(2系統)
インターフェース USB 2.0×10(前面×2、背面×8)、IEEE1394×1(背面×1)、eSATAポート×2(背面×2)
サイズ W190×H487×D415mm
価格 159,600円(税込)~

上記スペックは、あくまで構成の一例だ。BTOを駆使して、ぜひ自分好みの一台を作ってみてほしい。

価格については、2008/11/17現在の金額です。最新の価格についてはマウスコンピューターのサイトにてご確認ください。

(マイコミジャーナル広告企画)

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