「VAIO Picture Lab」であの人だけに写真公開

HS1」は、単純にデータをためるだけでなく、インターネットを経由して、遠方にあるPCから「HS1」内のコンテンツを参照、コピーができる「ホームアクセス機能」という機能がある。「ホームアクセス機能」には、「VAIO Picture Lab」「データリンク」「自動アップロード」「ホームアクセスメディア共有」の4種類がある。今回は「VAIO Picture Lab」と「データリンク」を試してみることにした。
まずは「VAIO Picture Lab」から試してみよう。「VAIO Picture Lab」とは、「HS1」内の共有フォルダ内に保存した写真を、インターネット経由で特定の人に公開する機能。共有するフォルダを指定すると、公開用の専用URLが生成されるので、招待する人にメールでお知らせすれば、その人だけに公開することができるしくみだ。
準備として、まず共有するフォルダに写真を保存して整理をしておく。「VAIO Picture Lab」では、フォルダを1つのアルバムとして表示するので、写真をあらかじめフォルダに分けて整理しておくと便利だ。整理したフォルダを「ホームサーバー設定ページ」の「Web/メディア共有」で共有フォルダとして指定すると、なんとこれだけで公開用のURLが自動的に生成されてしまう。[URLをEメールで送信]ボタンをクリックすれば、生成されたURLをメールで送信することもできる。

「VAIO Picture Lab」の設定画面。写真を保存したフォルダを共有フォルダとして追加するだけで設定は完了する。念のために、アクセス用のパスワードは設定しておいたほうがいいだろう(写真左)。設定が完了すると自動的にURLが生成される(写真右)

生成されたURLにアクセスして、パスワードを入力すると、「VAIO Picture Lab」の画面が表示される。マウスカーソルを写真の上に合わせると、写真がくるくる派手に回転する。大きなサイズで撮影した写真を「VGC-LM92S」の19型ワイドディスプレイで見ると、ゆったりと満ち足りた気分になってくる

旅先から写真を簡単コピーできる「データリンク」

続いて「データリンク」を試してみよう。「データリンク」とは、「HS1」内のフォルダとインターネット経由で接続されたPCのフォルダの内容を、定期的、または手動でコピーする機能だ。つまり、出張先や旅行先で使用しているノートPCから自宅の「HS1」にアクセスしてデータをコピーするといった使い方ができるのだ。今回は、送信側を「VGC-LM92S」、受信側を「HS1」として、手動でファイルを送信してみることにした。
「データリンク」の設定は、付属の接続ソフト「PC Link」をPCにインストールして行う。ファイル送信に使うフォルダを指定したら、PCと「HS1」で許可コードと確認コードの確認を行うだけで設定は完了する。あとはファイル送信に使うフォルダにファイルを入れれば、自動で「HS1」にコピーされる。最初は、この許可コードと確認コードのやりとりに戸惑うかもしれないが、1つ1つ確認しながらやっていけば間違うこともないだろう。主な設定内容は以下の写真を参照して欲しい。

PC Linkのトップ画面。「送信」の部分の[送信の設定]ボタンをクリックする(画面左)。ファイル送信に使うフォルダを指定したら(画面右)、「HS1」のCONNECTボタンをクリックする

HS1」の液晶に許可コードが表示されたら、「PC Link」の許可コードの入力画面で入力する(画面左)。画面に表示された確認コードが「HS1」の液晶に表示されたら「HS1」のOKボタンを押す(画面右)。これで設定は完了だ。

VAIO Media plusでコンテンツを収集する

HS1」は、ソニールームリンクやDLNA機器にも対応しているので、VAIOはもちろん、〈ブラビア〉やPS3、CP1、WA1、NETJUKEなどとデータを共有することができる。「VGC-LM92S」には、音楽や写真、動画などのコンテンツ収集を行うソフトウェア「VAIO Media plus」がインストールされているので、「HS1」内にためこんだ写真を「VAIO Media plus」で一括管理することもできる。

VAIO Media plusの詳細設定で、PC側でコンテンツを収集する対象機器を選択すると、コンテンツの収集は自動的に行われる

共有フォルダを設定する「VAIOコンテンツフォルダ設定画面」。VAIO Media plusで扱うフォルダの検索場所が指定できる

今回、最初にテストしたネットワークの環境では、ストレージとして参照することはできても、どうやっても「ホームアクセス機能」を利用することができずに悩んでしまった。ADSL回線を使っている別の環境では問題なく利用できたので、セキュリティの設定や、ネットワークの環境によってはうまくいかないことがあるかもしれない。利用する際には使用環境を事前に確認しておいたほうがいいだろう。

世はまさにハイビジョン時代。ハイビジョン対応のデジタルカメラやビデオで撮影したコンテンツは、どうしてもデータのサイズが大きくなるため、ハードディスクはすぐにいっぱいになってしまう。その点「VGF-HS1S」なら、ハードディスクの容量はなんと1.5TBが選択できる。録画したテレビ番組やデジタルビデオカメラやデジタルカメラで撮影した画像など、家中のデータを「HS1」にどんどんためて一括管理しよう!

標準スペック(「HS1」)

製品名 VGF-HS1・HS1S
ハードディスク 約1.5TB(750GB×2)/ 約1TB(500GB×2)
LANコネクター 1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T
対応メモリーカード “メモリースティック ”、 “メモリースティック PRO ”、“メモリースティック デュオ” 、“メモリースティック PRO デュオ” 、SD・SDHCメモリーカード、コンパクトフラッシュ
対象機種 Windows XP SP2搭載PC、Windows Vista搭載PC、
DLNAガイドライン対応機器(DLNA HNv1準拠)(※1※2)
USB端子 3
消費電力 約30W(動作時最大)、約12W(スタンバイ時)
外形寸法 直径約270mm×高さ約71mm
質量 約3.1kg
価格 59,800円(税込)~

※1:上記の動作環境において、すべてのコンピューターについて動作保証するものではありません。
※2:自作コンピューター、OSのアップグレードおよびマルチブート環境での動作は保証していません。

標準スペック(VAIO「type L」)

型番 VGC-LM92S
OS Windows Vista Home Premium(SP1) 正規版
ディスプレイ 19型ワイドTFTカラー液晶[クリアブラック液晶](ピュアカラー)
プロセッサー Core 2 Duo T8300 / Core 2 Duo T8100 / Celeron550
グラフィックアクセラレーター NVIDIA GeForce 8400M GT GPU (専用ビデオメモリー256MB) / インテル グラフィックス・メディア・アクセラレーター X3100 (チップセットに内蔵)
メモリー 4GB(2GB×2)/2GB(1GB×2)/1GB(512MB×2)
ハードディスク 約1TB/ 約750GB/ 約500GB/ 約320GB
ドライブ ブルーレイディスクドライブ(DVDスーパーマルチ機能搭載) / DVDスーパーマルチドライブ
ワイヤレスLAN IEEE 802.11a・b・g・n / IEEE 802.11b・g
テレビ機能 地上デジタル+地上アナログ/ 地上デジタル/ なし
インターネットセキュリティソフトウェア マカフィー・PCセキュリティセンター(90日期間限定版)
3年間保証サービス ベーシック
価格 136,800円(税込)~
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価格については、2008/08/22現在の金額です。最新の価格についてはソニースタイルのサイトにてご確認ください。

(マイコミジャーナル広告企画)

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