ブラウザの使い勝手やプレゼンテーションの自由度も向上
「type Z」を使っていると、広い画面はいいなあと、つくづく思う。16:9のワイド画面だとDVDを見るにもいいし、たいていのアプリケーションは横長に画面を使うので、4:3の画面の場合よりも、同時に表示できる領域が大きい。単独のアプリケーションでも、WordやPowerPointのアウトラインを表示しても作業のじゃまにならない。Internet Explorerで[お気に入り]や[履歴]などを表示しても、Webページの内容が十分見られる。
特に便利なのが「VAIOプレゼンテーションサポート」という機能。外部ディスプレイを使ってプレゼンテーションを実行しているときに、本体のディスプレイに外部ディスプレイの表示内容を縮小表示したり、メモや原稿などを表示しておいたりできる。このVAIOプレゼンテーションサポートの機能は、初期状態でキーボードの上部に配置されている[S1]ボタンに割り当てられているので、[S1]ボタンを押すだけで簡単に呼び出せる。
「VAIOプレゼンテーションサポート」の機能を利用。右上に外部ディスプレイの表示内容が縮小表示されている。プレゼンテーションを外部ディスプレイで実行しながら、右下のメモ帳でメモを取ったりすることもできる |
ビジネスにも趣味にも活用できるソフトウェア群
ソフトウェアに関しては、VAIOオーナーメードモデルでは、Microsoft Office Personal2007またはMicrosoft Office Professional 2007が選択可能だ。また、VAIO Movie Story(ビデオ編集)や、Click To Disc(ブルーレイディスクやDVDの作成)、SonicStage Mastering Studio(サウンド編集)、Skype(インターネット電話)などのソフトウェアがプリインストールされているので、映像や音楽をすぐに楽しむことができる。さらに、タッチパッド右にあるFeliCaポートを利用してEdyの残高照会やチャージを行ったり、SuicaやPASMOの履歴を照会したりできるソフトウェアも便利だ。
VAIOの誕生から10年、VAIOの定義がそれまでの「Video Audio Integrated Operation」から「Visual Audio Intelligent Organizer」に変更された。実は、このレビューを書くにあたって、あえて予備知識を抜きにして、まず「type Z」を使ってみた。その時点での印象をメモに取っておいたのだが、あとでVAIOのページなどを見ると、メモの内容が、新しいコンセプトとぴったり一致したのに少なからず驚いた。このことは、とりもなおさずVAIOの新しい定義や「type Z」のコンセプトが、単なるお題目でなく、具体的な形を取って伝わったということにほかならない。これまでの延長上でさまざまな付加価値を付けるのもいいが、価値そのものを高めることこそ重要で、それができれば、どのような環境にあっても揺るぎない地位が築けるはず。新しく登場したVAIO「type Z」はそういった資質を持ったマシンだと思う。「type Z」の今後が楽しみだ。
標準スペック
製品名 | VAIO「type Z」 VGN-Z90US・Z90NS・Z90S(※1) |
---|---|
選択可能OS | Windows Vista (Ultimate / Business / Home Premium) (SP1)正規版 |
選択可能カラー/デザイン | ボタニカル・ガーデン / ゴシック・アラベスク / ライン・フォーレスト / ブラック |
選択可能プロセッサー | インテル Core 2 Duo T9600 / P9500 / P8600 / P8400 |
選択可能ディスプレイ+ グラフィックアクセラレーター |
13.1型ワイド(16:9)WXGA++(1600×900) [クリアソリッド液晶] (リッチカラー・LED)+ NVIDIA GeForce 9300M GS GPU(専用ビデオメモリー256MB) / 13.1型ワイド(16:9)WXGA(1366×768) [クリアソリッド液晶](リッチカラー・LED)+ NVIDIA GeForce 9300M GS GPU(専用ビデオメモリー128MB) |
選択可能メモリー | 4GB(2GB×2) / 2GB(2GB×1) / 1GB(1GB×1) |
選択可能ストレージ | SSD 約128GB(64GB×2) (RAID 0) / SSD 約64GB(64GB×1) / HDD 約320GB(5400回転/分) / HDD 約250GB(5400回転/分) / HDD 約200GB(7200回転/分) / HDD 約200GB(5400回転/分) |
選択可能ドライブ | ブルーレイディスクドライブ(※2) / DVDスーパーマルチドライブ |
バッテリー駆動時間 | 標準バッテリーパック(S):約7.5時間~約11時間 / 大容量バッテリーパック(L):約12時間~約17時間(※3) |
質量 | 約1.35kg~約1.57kg(バッテリーパック装着時)(※3) |
価格 | 199,800円~ |
※1:OSにWindows Vista Ultimate(SP1)正規版を選択した場合は「VGN-Z90US」、Windows Vista Business(SP1)正規版を選択した場合は「VGN-Z90NS」、Windows Vista Home Premium(SP1)正規版を選択した場合は「VGN-Z90S」になります。
※2:メモリー「1GB(1GB×1)」、ディスプレイ+グラフィックアクセラレーター「13.1型ワイド(16:9) WXGA(1366×768)[クリアソリッド液晶](リッチカラー・LED)+NVIDIA GeForce 9300M GS GPU(専用ビデオメモリー128MB)」、ストレージ「SSD 約128GB」「SSD 約64GB」を選択した場合、「ブルーレイディスクドライブ」は選択できません。
※3:バッテリー駆動時間や質量は仕様によって異なります。
カスタマイズスペック(構成例)
OS | Windows Vista Ultimate(SP1) 正規版 |
---|---|
カラー/デザイン | ボタニカル・ガーデン |
プロセッサー | インテル Core 2 Duo T9600 |
ディスプレイ+ グラフィックアクセラレーター |
13.1型ワイド(16:9) [クリアソリッド液晶] (リッチカラー・LED) 解像度 WXGA++ (1600×900) + NVIDIA GeForce 9300M GS GPU (専用ビデオメモリー256MB) |
メモリー | 4GB (2GB×2) |
ストレージ | SSD 約128GB (64GB×2) (RAID 0) |
ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ |
ワイヤレスWAN | 搭載 |
指紋センサー& セキュリティーチップ |
搭載 |
FeliCaポート | 搭載 |
Webカメラ 《MOTION EYE》 |
なし |
キーボード | 日本語配列 |
バッテリー | 標準バッテリー |
ワープロ・ 表計算ソフトウェア |
なし |
インターネット セキュリティーソフトウェア |
マカフィー・PCセキュリティセンター (90日期間限定版) |
静止画編集ソフトウェア | なし |
PDFファイル 作成ソフトウェア |
なし |
日本語入力システムソフトウェア | なし |
3年間保証サービス | ベーシック |
価格 | 476,800 円(税込) |
価格については、2008/07/31現在の金額です。最新の価格についてはソニースタイルのサイトにてご確認ください。
(マイコミジャーナル広告企画)
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