「ワンルームに最適なテレビが欲しいんだけど……」。そんな要望にピッタリくるのが〈ブラビア〉M1シリーズだ。「BRAVIA M1」は、地上・BS・110度CSデジタルハイビジョン液晶テレビ。これまでの〈ブラビア〉M1シリーズや「スペシャルカラーエディション」のポップなカラーに加え、6月には「プレミアムエディション」3色が登場した。
ひとり暮らしに最適! コンパクトだけど機能充実テレビ
〈ブラビア〉M1シリーズのディスプレイサイズは16V型と20V型の2種類がある。これまでのラインアップは、ポップなカラーリングを主体に、M1シリーズ「標準仕様」の6色と、ベゼル部とループ部のカラー選択が可能な「スペシャルカラーエディション」の8色が用意されていたが、この6月から、大人を意識した渋めの「アースゴールド」「アイスブルー」「メタルブラウン」の3色を揃えた「プレミアムエディション」が加わった。今回レビューするのは「プレミアムエディション」の「アースゴールド」。味わいのあるシックないぶし金が他のインテリアとうまく融合して、どの世代の人にでも似合うカラーリングとなっている。
〈ブラビア〉M1シリーズ「プレミアムエディション」の「アースゴールド」。テレビ画面の下の部分(ベゼル)が金色に光る |
本体向かって左下のズームアップ。ところどころに入るクラックが上品な仕上がりになっている |
背面には、移動や掃除の際に使える取っ手が付いている。ネジ止めされているだけなので、取り外せば背面がさらにスリムになる |
コンパクトなボディにビデオ入出力、S2端子、コンポーネント入力、音声出力、AVマウス、PC入力(RGB、音声)、HDMI入力×2と非常に多くの外部入力があるので、テレビとしてはもちろん、さまざまな機器に接続して利用できる |
アンテナ接続、そして視聴
何はともあれ、やはりテレビなので映してみないことには始まらない。まずはアンテナの接続をしてみた。テストした環境は、ケーブルテレビのアンテナ線が部屋の中に引き込まれているのだが、設定しないままテレビを見ていない状態だったので、ひとまず〈ブラビア〉の背面にある[VHF/UHF]端子にアンテナ線を接続することにした。
B-CASカードを側面のスロットに挿入して本体上部の[電源]ボタンを押すと、「かんたん初期設定」の画面が表示される。
「かんたん初期設定」では、地上アナログ自動チャンネル設定、地上デジタル自動チャンネル設定、BS・CS衛星アンテナレベルの確認、データ放送の情報を取得するための郵便番号設定など、画面のメッセージに従うだけで簡単に設定することができる。なお、リモコンの[ホーム]ボタンを押してメニューから[設定]-[かんたん設定]を選べば、あとから設定し直すこともできる。
側面にあるスロットにB-CASカードを挿し、アンテナ線を背面右下にある[VHF/UHF]端子に接続(写真左)。本体上部の[電源]ボタンを押すと、チャンネル検索などの「かんたん初期設定」が行える。再設定するには、リモコン中央の[ホーム]ボタンを押して、ホームメニューを表示し、[設定]-[かんたん設定]を選択すればよい。メニューは〈ブラビア〉やVAIO、PS3などでおなじみのクロスメディアバーだ |
設定が終わると、それだけで無事にテレビを見ることができた。まず驚いたのは画面の鮮明さである。「ブラビアエンジン2」搭載により、細部まで美しく立体的に表示されるため、小さい画面ながら、少し離れた位置からでも映像がはっきり見える。音声は、映画館で使われているマルチサラウンドシステムの音場をバーチャルに再現する「S-Forceフロントサラウンド」を採用しているため、クラシック音楽や映画鑑賞では立体感のあるリアルな音声が楽しめる。続いて、地上デジタルならではの機能を試してみよう。