ハード面の特徴であるタッチスクリーンを最大限生かし、さらに快適な操作を行うために搭載されているのが、前面に配置された「TouchSmart」ボタンから起動する「TouchSmartソフトウェア」だ。

ピクチャや音楽、ビデオ、メモ、カレンダーなどのアプリケーションが収録されているほか、よく使うアプリケーションを登録し、ランチャーソフトのように利用することもできる。

各アプリは「初心者でもわかりやすいこと」を念頭において設計されているので、直観的に作業を進めることができる。WebブラウザやRSSリーダーもタッチ操作を意識した独自の仕様となっているなど、指1本で各種のアプリケーションを操作することが可能だ。また、2本の指を開いたり閉じたりすることで、拡大/縮小を行える。

指だけで扱えるアプリケーションをそろえた「TouchSmartソフトウェア」

アプリケーションは、CDのタイトル画像を表示し、本のページをめくるような感覚で操作できる「音楽」、手書きだけでなく音声・映像メッセージも残せる「メモ」などのほか、YouTubeやiTunesとも連携している。

64bitアプリケーションとして再設計された「TouchSmartソフトウェア」は、動作も高速で、使い勝手もかなり洗練されている。タッチしていると、アプリ操作が非常に楽しく感じられた。複雑な作業をするのでなければ、WindowsのGUIを使わずにTouchSmartだけで十分に満足できるはずだ。

もちろん、手書きでの文字入力にも対応している。ただ、前述したとおり指を離しても光学センサーが反応してしまうので、感圧式になじみのあるユーザーが、同じノリで使用すると少し慣れが必要かもしれない。光学式に慣れてしまえば、とくに問題はないだろう。文字入力はソフトウェアキーボードを使うこともできる。

各アプリは簡単で使いやすいので、直観的に操作することができる

「TouchSmartソフトウェア」の快適な操作を支えているのが、パーソナル向けとしては珍しい64bit版のWindows Vista Home Premiumと大容量4GBのメモリだ。

実は、4GBのメモリを搭載しても、32bit版のOSでは1GB程度をシステムに占有されるので、実際は3GB程度しかユーザーは利用することができない。一方、64bit版OSでは4GBをフルに活用することができるので、処理能力を高めることができる。当然、動画編集などの重い作業を行う際にも役に立つといえる。

なお、かつては64bitOSの大きな課題であったアプリケーションや周辺機器の問題も、徐々に対応する製品が増えてきており、それほどネックになることはないだろう。

そのほかのハードウェア構成は、下位モデルの「IQ501jp」、上位モデルの「IQ503jp」共通で、CPUにCore2 Duo T7250(2GHz)、光学ドライブにスロットインタイプのDVDスーパーマルチドライブ、802.11 b/g/n対応の無線LANを搭載。HDD容量はそれぞれ320GBと750GB。また、「IQ503jp」ではグラフィックの「NVIDIA GeForce 9300M GS」と「Office Personal 2007」が追加されている。

参考として、Vistaの「エクスペリエンスインデックス」のスコアを掲載しておこう。評価機は量販店向けモデルの「IQ507jp」だったため、CPUはCore 2 Duo T8100となっている。グラフィックはIntel GM965 Expressチップセット内蔵のGMA X3100。

さすがに最新のフル3Dゲームをよどみなく動作させるというわけにはいかないが、このクラスのPCとしては問題のないスコアだろう。

Windows エクスペリエンス インデックスのスコア

本製品の価格は、「IQ501jp」が139,860円、「IQ503jp」が199,500円。22インチワイドという大型で色鮮やかな液晶に、楽しく快適に操作できる光学式タッチパネルを搭載し、ハードウェアスペックも水準以上だ。

今回発表されたモデルには地デジチューナーが搭載されていないが、今後の動きに期待しよう。インテリアとしての価値もあり、多様なライフスタイルを演出できるおもしろい製品である。

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※価格については、2008/07/16現在のものです。最新の価格については日本HPのサイトにてご確認ください。

(マイコミジャーナル広告企画)

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