カテゴリとしてはモバイルノートに位置づけられる本製品だが、スペックに妥協はしていない。従来モデルより選択の幅を絞り込み、ハイエンドノートと比較しても遜色ないカスタマイズオプションを揃えている。

CPUにはCeleron等はおかず、Core 2 Duo T8100またはT9300という45nmで製作された第2世代のデュアルコアCPUを搭載する。Centrino Duoプロセッサ・テクノロジをサポートすることで、デスクで求められる高いパフォーマンスと、外出先で必要な優れた省電力性能を両立している。

チップセットはモバイルIntel PM965 Expressで、グラフィック機能はオンボードではなく、NVIDIAのGeForce 8400M GSを標準で搭載する。HDDにはSerial ATA、5400rpmの120GBもしくは250GBを選択可能だ。T9300に2GBメモリを搭載した今回の試用機では、Windowsエクスペリエンスインデックスの基本スコアで3.4を示した。サブスコアを見ても、モバイルノートとしてはかなり高い得点を出している。最新の3Dゲームをバリバリ動かしたいというのでもない限り、十二分なパフォーマンスを発揮してくれる。

Windows エクスペリエンスインデックスのスコア

また、ハードウェアの面からも、本モデルのキモであるモバイル性能の向上に取り組んでいる。本機には、新しい「3Dモーションセンサ」と呼ばれる仕組みを搭載している。これは、ディスプレイの開閉状況に応じて感度をコントロールし、緊急時にはHDDのヘッドをセイフティゾーンへ回避させるというもの。落下や振動に合わせて自動的に瞬時に反応してくれるので、外出時にアクシデントが起こっても安心だ。

さらに、既存モデルではオプションであったWebカメラおよび指紋認証機能をデフォルトで搭載している。センサーに指紋を登録しておくことで、指先1つで簡単にログインができるのと同時に、セキュリティ面も向上。また、指紋認証センサーには、ログイン操作のほか、アプリケーションの起動やWebサイトへのアクセスなどを登録することもできる。頻繁に使うものを登録しておけば、操作性の向上にも繋がるだろう。

キーボード右手前に備えられた指紋センサ

使いやすいレイアウトであるというだけでなく、インターフェイス自体の充実も図っている。

SDカードやメモリースティックなどに対応した5in1メディアスロットだけでなく、世界初となるeSATA/USBコンボポートを搭載。通常のUSB2.0のほか、SATAの外付け用規格であるeSATAをサポートした。USB2.0では対応しきれない、100MB/s超の高速転送が可能なほか、取り外しが便利なホットプラグもサポートするので、周辺機器の使い勝手が向上するだろう。

また、フルハイビジョン出力が可能なHDMIポートも標準で装備する。ケーブルさえあれば、高精細で迫力のあるデジタル映像を家庭の大型テレビへ出力することが可能だ。そのほか、モデム、Gb対応イーサネット、ExpressCard/34対応の拡張カードスロット、USB2.0を左右側面に1基ずつ備えている。

左側面にメディアスロット、HDMIポート、eSATA/USBコンボポートが並ぶ

ハイエンドノート並みのスペックで、かつモバイル性能の向上も図っているdv3000/CT。それでいて価格は109,200円に抑えている。手ごろな値段で購入でき、家でも外出先でも使えるPCを求めるユーザーには、うってつけの製品といえるだろう。

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※価格については、2008/05/8現在のものです。最新の価格については日本HPのサイトにてご確認ください。

(マイコミジャーナル広告企画)

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