「これ使ってレビュー書いて」
2008年、社会人1年目の元旦が終わった私を待っていたのは、ノートPCのレビューでした。出社したら、突然先輩に手渡されたノートPC ASUS「W7S」。
渡された段ボール箱を開けてみると、中に入っていたのはシンプルな黒いボディのノートPC。さらに、デザインを統一したビジネスバッグとインナーバッグ、Bluetoothのワイヤレスマウスが同梱されています。たしかに、スーツ姿の男性が持っていたら精悍でかっこいいのかもしれないけど、私みたいなOLが持って歩くとしたら、ちょっとイメージが硬すぎる気がします。Webページで調べたところ、スペックは下がるけどホワイトのモデルもあるそうです。先輩、そっちを借りてくださいよ~。
「セミモバイルだから、持って歩けるよ」
液晶は13.3型のワイド画面。このサイズなら持ち運んで使うのも無理はなさそう。重量は2キロを切っているようで、持ってみると思いのほか軽い印象です。とはいえ、これを毎日カバンに入れて運ぶのは、私にはちょっとつらいかも。普段はデスクで使って、必要な時は持ち出すという使い方がよさそうです。実際この機種のコンセプトは「スペックにこだわったセミモバイルノートパソコン」ということなので、使い方として間違ってないのだと思います。
充電が完了したところで、さっそくWindowsを起動。ビジネスモデルというだけあって、「Microsoft Office Personal 2007」はプリインストールされているので、まずは「Word」を立ち上げてキーボードの打ち心地を試すことにします。キーはそれぞれしっかりした大きさをもっていて、クキッとしたクリック感があって好印象。文字入力のレスポンスも快適です。続いて「Excel」を立ち上げて、手近のデータを読み込み。ワイド液晶のせいか、サイズのわりに画面が広く感じられました。家でちょっぴり仕事をしなきゃというときにもばっちりですね。まぁ、そもそも家に仕事を持ち帰りたくないですけど。
「モバイルノートなんだし、外で使ってみないとね」
午後からは用事で外に出るため、いったんレビューはお休み……と思いきや、先輩の一言でW7Sも外出のお供となりました。というわけで、バッテリーを再度充電しておきます。バッテリーの持ち時間は約2.72時間ということなのでちょっと心配でしたが、「Power4 Gear eXtreme」という電源管理ソフトで消費電力を抑えることができるようです。キーボードの左上にある「人が走っているマーク」が描かれたボタンを押すごとに、液晶画面中央に「High Performance」「Entertainment mode」「Quiet Office」「Battery Saving」のアイコンが表示されるので、「Battery Saving」に設定。付属のバッグに本体を収めて出発します。でもやっぱり、私が持っていると微妙に違和感があるような?
バッグに入れ、外出の準備。バッグの中はショックを吸収する素材が入っていて、安心できる作りです。純正品だけあってサイズもピッタリ | 持って歩いている姿はこんな感じになります。はたから見ると、自分のバッグじゃないように見えるのかな? でも写真でみると悪くないですよね |
「カフェでも無線LANでネットに繋げるよ」
用事が終了したので、一息つくためにカフェで休憩。無線LANが使えるようなので、さっそくW7Sを取り出して使ってみます。キーボード右上の無線LANスイッチを「ON」にし、設定を終え、接続を開始。無事IEEE802.11g、54Mbpsで接続できました。この機種は本来IEEE802.11nのDraft 2.0まで対応しているので、将来はもっと高速な300Mbpsで接続できるようになるそうです。それくらい早くなったら、有線LAN端子を使わなくてもよくなりそうですね。こんな感じで、W7Sをお供にした初日は終了しました。でも、こんなことではW7Sを使いこなしているとは到底言えない気が……。さいわい自宅への持ち出し許可をいただいたので、再研究しなければですね!