気になる3Dゲームでの実力は?

次は3Dゲーム性能をチェックしよう。「Prime Galleria QX」シリーズはゲーマー向けを謳うマシンであるだけに、一番気になるところだろう。利用したのは超美麗グラフィックで人気の「Crysis」とDirectX 10にいち早く対応したタイトルとして知られる「ロストプラネット」の2種類。Crysisは、1024×768ドット、グラフィックは最高品質に設定してCPU Benchmarkを実行して実力をチェック。その結果はほとんど誤差の範囲といったところで、ちょっと残念。しかし、もう一方のロストプラネットは、クアッドコア対応の作品だ。1280×720ドットで測定を行ったところ、特に「Cave」の項目でQ6600がE8500を大きく上回っている。今後、クアッドコア対応のゲームが増えてくれば、E8500との動作クロック数の差は問題にならなくなるだろう。

【Crysis】
1024×768ドット

Q6600

E8500

FPS:41.11

FPS:41.26

【ロストプラネット】
1280×720ドット

Q6600

E8500

Snow:79.6、Cave:73.5

Snow:79.2、Cave:54.9

クアッドコアなら将来性も高い

これでクアッドコアの実力は、大方おわかりいただけたと思う。価格に関しても、特にQ6600は2008年2月21日現在で3万円代前半と、決して高嶺の花ではなくなってきており、今後普及するのはまちがいない。また、それに伴って対応するアプリケーションの数も増えていくだろう。アプリケーションがクアッドコアに対応した場合の威力は、今回の性能チェックを見てのとおり。省電力の面では、コアが2つで、より回路が微細化しているE8500に譲る部分はあるものの(筆者がワットチェッカーを使ったところ、Q6600のベンチマーク時の消費電力は166W前後、E8500は128W前後を計測した)、将来性と性能、コストパフォーマンスのバランスを考えると、Q6600は非常に魅力的な選択肢といえる。

最後に「Prime Galleria」シリーズにおいては、Q6600を選ぶことによる価格的なメリットが大きいことも見逃せない。Q6600を搭載した「Prime Galleria QX」の標準モデルは135,980円、CPUがE8500になる以外は同スペックの「Prime Galleria XG E8500」は150,980円となっている。CPUの実力を考えると、これはかなりおいしいところ。3Dゲームはもちろん、ハイビジョン映像の再生や動画の変換まで楽しみたい人は「Prime Galleria QX」をぜひチェックしてほしい。

標準スペック

製品名 Prime Galleria QX
OS Windows XP Home Edition SP2
オフィス なし
CPU インテル Core 2 Quad Q6600
メモリ 2GB
HDD 500GB(パーティション分割なし)
グラフィック NVIDIA GeForce 8800GTS 512MB
(グラフィックカードの物理干渉により、直下のPCIスロットは使用不可になります)
光学ドライブ DVDスーパーマルチ
オープンベイ 12in1カードリーダー
サウンド オンボード
LAN ギガビットLAN×1
ケース YM ブラック&シルバー
電源 EVERGREEN SilentKing4 550W
キーボード 日本語キーボード
マウス Galleria専用レーザーマウス
サイズ W196mm×D505mm×H435mm
価格 135,980円(税込)~

上記スペックは、あくまで構成の一例だ。BTOを駆使して、ぜひ自分好みの一台を作ってみてほしい。

価格については、2008/02/21現在の金額です。最新の価格についてはドスパラのサイトにてご確認ください。

最後に、ドスパラの運営元である「サードウェーブ」のご厚意により、今回レビューした「Prime Galleria QX」を1台ご提供いただけた。そこで、日頃のご愛読に感謝を込めて、読者プレゼントを実施する。下記のボタンから募集要項のページにアクセスし、ぜひとも奮ってご応募いただければ幸いだ。

(マイコミジャーナル広告企画)

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