ベンチマークで性能をチェック

ここからは実際の性能に迫ってみよう。まずはエンコード速度から。「TMPGEnc 4.0 XPress for VAIO」を使って186MBのAVIファイルを8MbpsのMPEG2ファイルに変換するスピードを測定した。比較用にデュアルコアCPU「Core 2 Duo E6750」を搭載したマシンを用意している。これは、レビュー用の「type R master」がクアッドコアCPU「Core 2 Quad Q6700」を搭載しているためだ。どちらも実クロックは2.66GHzなので、クアッドコアの威力を確かめるに最適と判断した。結果は「TMPGEnc 4.0 XPress for VAIO」がクアッドコアをサポートしていることもあり、「type R master」の見事な勝利。動画編集や変換を考えている人ならば、見逃せないところだろう。ちなみにVAIOオーナーメードモデルでは、デュアルコアの「Core 2 Duo E6550」や3GHzの実クロックを誇るクアッドコアCPU「Core 2 Extreme QX6850」なども選べるようになっている。

エンコード速度のチェックにはペガシスの「TMPGEnc 4.0 XPress for VAIO」を使用した

type R master(Core 2 Quad Q6700) 26秒
Core 2 Duo E6750マシン 31秒

また、3D性能のチェックにオンラインゲーム「真・三国無双 Online ベンチマーク」を使用した。グラフィックボードにはミドルレンジのGeForce 8600 GTSが搭載されていることもあり。標準計測、高グラフィック計測ともに快適に動作することを示す「修羅」という結果が出た。ほとんどの3Dゲームならば、相当な高解像度設定にしない限り快適に遊べる性能を持っているといっていいだろう。

「真・三國無双 Online ベンチマーク」の結果は以下の通り。
標準計測 8899
高グラフィック計測 5022
※真・三國無双 Onlineは基本プレイ無料のオンラインゲームだ。

便利なソフトウェアを多数備える

今度はソフトウェアに目を向けてみる。地上デジタル放送の視聴や録画用として「StationTV Digital for VAIO」を搭載。EPG(電子番組表)から予約録画を行ったり、ジャンルから番組を検索することも可能だ。ブルーレイディスクドライブ搭載モデルならば、最大3時間ハイビジョン画質のまま番組をブルーレイディスクにムーブできる。また、画質は落ちてしまうがDVDメディアへのムーブもサポート。複数の方法で録画した番組を残しておけるようになっている。

Blu-rayドライブ搭載モデルなら録画番組をBlu-rayディスクにムーブできる

また、アナログ放送の録画データを管理する「VAIO Video Explorer」がインストールされており、楽しい機能が満載だ。その筆頭が「カタログビュー」だ。これはインターネット上のテレビ番組情報サイト「テレビ王国」の「自動録画サービス」と連動して、録画した番組で紹介されたショップやレストラン、CD/DVDなどの情報をカタログのように一覧表示し、そこからお店の詳しい情報や地図を呼び出せるというもの。「あの旅番組で紹介されたカフェに行ってみたいな」と思ったときに、サッと詳細情報をチェックできるワケだ。レジャー/飲食店/ファッションなどジャンル別に整理しておくこともできる。
このほか、番組内のテロップを自動で抜き出して一覧表示し、気になるテロップをクリックするだけでそのシーンを再生できる「テロップ再生」や、スポーツ中継で盛り上がった部分だけをピックアップして再生する「ダイジェスト再生」、CMだけを再生する「CM視聴」などユニークな再生方法も備えている。ただし、デジタル放送の録画データには対応していないため、使用の際には注意しよう。

「VAIO Video Explorer」はダイジェスト再生などアナログ放送の番組をより楽しめる機能が多数備わっている

VAIOオーナーメードモデルで理想のスペックに仕上げる

VAIOオーナーメードモデルならば、スペックを細かく指定して注文できる。CPUだけでもCore 2 Extreme、Core 2 QuadやCore 2 Duoなど6種類から選択でき、メモリも1GB~3GBで調整が可能。グラフィックボードも3種類あり、HDDではRAIDの有無も含めて、250GB~4.5TBまで実に11パターンも用意されている。テレビ録画機能の有無や光学ドライブの組み合わせも複数あり、アクセスユニットの付属しない最小構成ならば11万円台から購入可能だ。さすがにパワーダウンは避けられないが、圧倒的な静音性と拡張性を持つマシンが10万ちょっとで手に入るのは魅力的だ。快適なハイビジョン編集環境を目指してハイスペックにするもよし、大画面液晶ディスプレイと組み合わせてテレビ視聴や録画を楽しむもよし。自分の予算や目的にぴったりと合うよう、あれこれ組み合わせを考えてみよう。

標準スペック

型番 VGC-RM93S
サウンド Sound Reality
その他 FeliCaポート
サイズ メインユニット 約 W430mm×H140mm×D441mm
アクセスユニット 約 W430mm×H64mm×D291mm
重量 メインユニット 約15kg
アクセスユニット 約6kg
※スペックの組み合わせによってそれぞれ異なります

カスタマイズスペック(構成例)

OS Windows Vista Home Premium
CPU インテル Core 2 Quad Q6600(2.40GHz)
メモリ 3GB
グラフィック NVIDIA GeForce 8600 GTS GPU
HDD 500GB(RAID設定なし)
アクセスユニット
・1stドライブ
・2ndドライブ
・メインユニット-アクセスユニット接続ケーブル
あり
・ブルーレイディスク
・DVDスーパーマルチ
・4m / 1.8m
USBジョグコントローラー なし
TV機能 地上 / BS / 110度CSデジタルチューナー
ワープロ・表計算ソフト なし
インターネットセキュリティソフト Norton Internet Security 2007(90日間体験版)
ディスプレイ(1台目 / 2台目) なし / なし
3年間保証サービス ベーシック
価格 435,800円

上記スペックについてはあくまでも一例に過ぎない。是非、自分好みのカスタマイズしてベストなスペックを見つけよう。

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※価格については、08/01/17 現在の金額を表示しています。最新の価格についてはソニースタイルのサイトでご確認ください。

(マイコミジャーナル広告企画)

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