妥協のないスペック、セキュリティも拡張性も

安心して気軽に持ち歩けるdynabook SS RX1だが、モバイルマシンとして必要な「スタミナ」に関してもスキがない。標準バッテリであるバッテリパック5800を使った状態で、バッテリ駆動時間は驚きの約11時間(JEITA測定法Ver1.0)を実現。これだけ長寿命だと、1日仕事で持ち歩いてもバッテリ切れの心配はいらない。

これだけでも十分なモバイルマシンとして購入する価値があるのだが、RX1の魅力はまだたくさんある。

まず、OSには最新のWindows Vista Businessを搭載し、CPUはCore 2 Duo超低電圧版U7600(1.20GHz)、メモリ2GB、HDD 120GBと必要十分なスペックを確保している。液晶は12.1型WXGAで、しかも屋外でも見やすい半透過型を採用。バックライトは省電力なLEDバックライトだ。

インタフェースに関しても妥協はなく、SDカードスロット×1、PCカードスロット×1、USB2.0×3、i.Link×1、RGB出力×1を搭載。通信機能についても無線LAN(IEEE802.11a/b/g)、有線LANに加えてBluetooth Ver2.0+EDRを内蔵している。

本体側面。SDカードスロット、PCカードスロット、無線LANのオン・オフスイッチ、USB、LAN端子が配置されている こちらにはRGB出力、USB、i.Link、USB、マイク、イヤホン、音量の各インタフェース
右ヒンジ付近に搭載されている2つのボタン。右側は「バックライトON/OFFボタン」で、半透過型液晶を搭載しているため、外光が十分なときはバックライトをオフにしても画面が比較的見やすい。左側は「東芝プレゼンテーションボタン」で、「Windowsモビリティセンター」が起動する 「Windowsモビリティセンター」の画面。ディッスプレイの明るさやバッテリの動作、外部ディスプレイの操作などが1画面で設定できるので便利

さらにオプションとして「スリムポートリプリケータ」が用意されており、RX1の底面に接続して使えばインタフェースをさらに増やすことができる。リプリケータにはLAN×1、USB2.0×4、RGB出力×1、DVI端子×1、電源コネクタ、セキュリティロックスロットが備えられており、会社のデスクに戻ってきたらリプリケータに接続して、有線LANでネットワークに接続し、外部ディスプレイに接続して大画面で仕事をする、ということもでき便利だろう。スペックも十分だし、Bluetoothの外付けキーボードとマウスをデスクに用意しておけば、メインマシン代わりとしても十分に使えるだろう。

モバイルマシンというと、とかく何かを犠牲にすることが多いものだが、RX1であれば軽く、頑丈で、長寿命でハイスペックと、むしろ足りないものが見あたらないぐらいの充実ぶりだ。

そのほか、ノートPCを持ち歩いていて気になるセキュリティについても、タッチパッド部に指紋センサを内蔵。指先でなぞるだけでVistaの起動からログインまで指1本で行えるので、長いパスワードを覚えて入力する手間がなく、その上安全性も向上する。TPMセキュリティチップも搭載するので、HDDだけを抜いて中のデータにアクセスすることも難しい。

タッチパッドに指紋センサーを搭載。指をなぞってログイン時などにパスワード代わりに使える 指紋の登録画面。同じ指の指紋を3回テストして登録する

もちろん、BIOSやHDDのパスワードを設定することも可能。BIOSパスワードを設定する場合、パスワードを入力する代わりに、あらかじめSDカードにトークン(鍵)を作成しておき、そのSDカードを挿入して認証を行うことができる。外でパスワードを入力していると、それを盗み見られてしまう危険もあるが、これなら(SDカードが盗まれなければ)安心だ。

光学ドライブを内蔵しても1.1kg以下

RX1は、東芝のWeb直販サイトから購入するWebオリジナルモデルで、光学ドライブのない1スピンドルモデル「RX1/W5A」と、DVDスーパーマルチドライブを内蔵する2スピンドルモデル「RX1/W7A」の2種類が選択できる。

RX1/W7Aは、光学ドライブを内蔵しても1,095gと軽量で、光学ドライブ内蔵で最薄部19.5mmは、同クラスでは世界最薄(6月現在、東芝調べ)だという。ドライブ自体も薄さ約7mmと薄く、これを組み込むために東芝独自の技術が生かされているそうだ。

付属アプリケーションとしてはMicrosoft Office Personal 2007、PowerPoint 2007、OneNote 2007といったオフィス製品のプレインストールモデルが選べるほか、標準で「ハードディスクデータ消去機能」を搭載し、PC廃棄の時にも内部のデータ漏洩の心配がないというのもうれしいポイントだ。

便利なソフトウェアの1つ、「ConfigFree」。現在のネットワーク状況を確認するとともに、「レーダー」を起動して簡単に無線LANの切り替えができる。また、有線LANケーブルを外すと自動で無線LANに接続する、といったことができる ConfigFreeのレーダー。周辺の無線LANアクセスポイント(AP)を検出して表示する。中心のノートPCからAPに向けてドラッグ&ドロップをすると線がつながり、無線LANに接続できる

そのほか、LANクロスケーブルを使い、Outlookの設定やデータ、Internet Explorerのお気に入り、マイドキュメントやデスクトップ、任意のフォルダのファイルを簡単にRX1に移行できる「PC引越ナビ Ver3.0」を搭載し、簡単に旧マシンからデータを引き継げる。

こちらも便利な「TOSHIBA Flash Cards」。マウスポインタを画面上部へ移動するとCardsがプルダウン表示される。基本的には、キーボードのファンクションキーに割り当てられた機能をマウスで実行できる、というものだが、「Fn」キーと組み合わせることで、Fnキー+特殊機能キーでさまざまな機能が実行できる。自分でCardsとして機能を追加することも可能だ

こうしてRX1を使ってみると、「東芝が22年にわたって蓄積した技術とノウハウ」はダテではないことがよく分かる。モバイルPCが抱える難問に対して東芝は、技術の粋を集めて、真正面からすべての問題に答えを出している。

単純に軽くしたり、薄くしたり、液晶を大きくするのではなく、より使いやすく、より安心して、より快適に持ち歩いて使える――東芝の22年間が遺憾なく発揮されたノートPCがdynabook SS RX1なのだ。

オススメマシン

型番 dynabook SS RX1/W5A [1スピンドルモデル(光学ドライブ無し)]
OS Windows Vista Business
CPU Core 2 Duo U7600
チップセット モバイル インテル 945GMS Expressチップセット
メモリ 2GB(1GB×2)
ディスプレイ 12.1型ワイド WXGA 半透過型TFTカラー液晶
HDD 120GB
ネットワーク 無線LAN IEEE802.11a/b/g準拠
有線LAN 1000Base-T/100Base-TX/10Base-T(自動認識)
インターフェイス RGB(15ピン ミニD-sub 3段)×1
LAN(RJ45)×1
ヘッドホン出力(3.5mmステレオミニジャック)×1
USB2.0×3
i.LINK(IEEE1394)(4ピン)×1
マイク入力(3.5mmミニジャック)×1
バッテリ 最大約11.0時間(バッテリパック5800装着時)
サイズ 約W283.0mm×D215.8mm×H19.5~25.5mm
重量 1,015g(バッテリパック5800装着時)
価格 274,800円(税込)

その他詳細なマシンスペック等については、東芝ダイレクトPCのサイトで確認してほしい。

(マイコミジャーナル広告企画)

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