NTTドコモは26日、都内で記者会見を開き第1四半期(2013年度4-6月)決算を公表した。前年同期比で増収減益となり、営業収益は11,136億円(前年同期比+3.9%)、営業利益は2,475億円(前年同期比-5.8%)だった。同会見ではNTTドコモが下り最大150MbpsのLTEサービス提供に向け試験運用をスタートしたことも伝えられた。
パケット収入は4,749億円で前年同期比+1.6%、総販売数は539万台で前年同期比+4.4%、スマートフォン販売数は335万台で前年同期比+34.4%、Xi契約数は1,420万で前年同期比4.3倍だった。登壇したNTTドコモの加藤薫社長は「堅調な滑り出し。将来の成長に向けて一定の成果をあげつつある」と評価した。
月々サポート控除前のパケット収入は前年同期比7.9%増で、5,113億円となる。スマートARPUについては前年同期比24.3%増の460円。加藤社長は「ともに着実に成長している」とした。一方で、純増数については8.7万契約と苦戦した(前年同期は26.6万契約だった)。他社へ乗り換えるユーザー数を示す「ポートアウト」についても厳しい状況となった。しかし、加藤社長によれば「GALAXY S4」「Xperia A」の販売を促進するツートップ戦略により、改善の兆しが見えてきたという。