日本マイクロソフトから先日発売されたタブレット端末「Surface RT」を最初に見たとき、「これは面白いのが出たな」と思った。スペックがどうとか実用性がどうとかではなく、単純に「触ってみたい!」と感じたのだ。最近は新しいガジェットを見てもあまりそういう気分になることが少なかったので、これは久々に感じたワクワク感だった。「Surface RT」はどんな端末なのか、そして生活をどう変えてくれるのか。実物を触りながら考えてみることにする。
最近のタブレット端末の例に漏れず、「Surface RT」も箱のデザインは洒落ていて中身もシンプル。本体以外は充電器と簡単な説明書が入っているのみと非常にわかりやすい。昔はこの手の精密機器に誰が読むの? と言いたくなる分厚い説明書がついてきたことを思うと隔世の感がある。
Surface RT本体の重さは約680グラム。10インチクラスのタブレットとしてはむしろやや重い方だが、その代わり「Kickstand」と呼ばれるスタンドがついているため、本体をしっかりと立ててノートPCのように使うことができる。Kickstandの角度は変更できないが、その分かなり計算された角度なのか、使っていて不満に思うことは一切なかった。薄い割に強度はかなりのもので、安定感は抜群である。