Surface RTはもちろん本体単体でも使うことができるが、それでは"Surface RTらしさ"を発揮できているとは言いがたい。やはりSurface RTの最大の特徴といえば、本体カバーも兼ねた「Touch Cover」と「Type Cover」だろう。重さはそれぞれ200グラム程度で、本体と合わせても880グラムくらい。Ultrabookの最軽量モデルとほぼ同等だ。この軽さこそSurface RTの真価である。

Touch Cover

Type Cover

なお、2種類のキーボードの違いを一言で表すと、「Touch Cover」が"オシャレ"で、「Type Cover」が"実用性重視"となる。どちらもTから始まる単語でややこしいので、「Touch Cover」の後ろにはわかりやすく(オシャレ)と表記することにしよう。 この2つのカバーは磁石でSurface RTに接続でき、つけた瞬間からキーボードとして使用することができる。

Touch Coverの厚さは約3ミリ

Type Coverの厚さは約6ミリ

この磁石の磁力がかなり強力で、Surface RTにカバーを近づけていくとバチーン! と吸い寄せられるようにくっつく。その勢いに最初はちょっと驚いてしまったほどだ。かといって外すのに力がいるかというとそうでもない。うまくできている。

近づけるとすごい勢いでくっつく

このカバーを閉じると本体がスリープ状態になる。逆に折り返すこともできるので、Surface RTをタッチだけで使いたいときは裏側に折りたたんでおけばいい。その際、キーボードは反応しなくなるので誤動作することもない。

さて、カバーのデキがいいのはよくわかったが、肝心のキーボードとしての使い勝手はどうだろうか。特に筆者は大量に文章を入力する必要がある職業ということもあり、Surface RTが仕事に使えるかどうかは、このキーボードの使いやすさにかかっているといっても過言ではない。