――続いてカップリング曲について伺いますが、「ハツコイメイズ」も爽やかな感じの曲になっていますね
小倉「ゆいかおりではこれまでにいろいろなラブソングを歌っていますが、2人で取り合ったり、3人で仲良くしていこう、みたいなちょっと普通じゃない恋が多かったと思うんですよ。でも今回は本当にピュアなラブソングだと聞いていたので、どんな感じの曲が来るんだろうって思っていたんですけど、恋する女の子のドキドキ感や思っていることが言えなくてテンパっている感じ、本当に初めて恋したようなピュアでストレートな女の子の気持ちが詰まったラブソングで、何かあどけなさも残った、本当に可愛い曲だなって思いました」
石原「初めて曲を聴いたときは、すごく柔らかくて、ピンク地に白い水玉がついているような印象を受けました。本当に可愛い曲だと思っていたんですけど、歌詞を見せてもらったら、さらに自分の想像を超える可愛さでした。甘酸っぱさがすごく盛り込まれた、少女マンガにありそうなシチュエーションで……私は、こんな感じの少女マンガが大好きなので、ついにこういう歌が歌える日が来たかって思わず楽しくなってきちゃいました(笑)」
小倉「すごく可愛らしい歌詞ですよね。本当に女の子の心情を捉えているなって思うんですよ」
石原「私は『袖をひっぱって』のところがすごく印象に残っています」
小倉「そういうことをしてほしいらしいです(笑)」
――袖をひっぱってほしいのですか?
石原「自分が男子だとしたらですよ(笑)。何となく想像しやすいじゃないですか。思わずぷぷぷって笑っちゃいそうになるぐらい可愛いくて好きなんですよ。自分では絶対にできないです」
――さて、話を「Shiny Blue」に戻しますが、今回のミュージックビデオはどのような感じになっていますか?
小倉「"大変なことがあっても飛び込んでいっちゃえ"っていうのが曲のイメージなので、その雰囲気を出すために、今回のミュージックビデオではそれぞれが悩みを抱えていて、夏織ちゃんは夢、私は進路で悩んでいます」
――何かリアルですね
小倉「リアルなんですよ(笑)。それで、お互いに刺激を受けたり、与えたりしながら、その悩みに思い切って踏み込んでいく……そんな思い切りのよさがでたミュージックビデオになっています」
石原「アドリブというわけではないんですけど、今回のミュージックビデオでは、かなり自由に演技をさせていただいています。私の夢についても、一応の設定はあるんですけど、あとは自分の中の知識を総動員して、適当に熱く語ってみたところが、個人的にはすごく楽しかったです(笑)。これまでのミュージックビデオはガッチリと固めた演技でしたが、今回はけっこうナチュラルに演技をしているので、私たちの本当の表情が出ているんじゃないかなって思います」
小倉「悩みながらも夢や希望に向かって思い切って進んでいく様子は、すごく曲のイメージにもあっていると思いますし、爽やかでキラキラしたshiny感も出ていて、とても素晴らしいミュージックビデオになっていると思います」