iPhoneで音楽を聴く場合、皆さんはどのアプリを使っているだろうか。デフォルトのミュージックアプリ? たしかにそれでも機能的には十分かもしれない。しかしせっかくiPhoneを使っているのだから、AppStoreのミュージックカテゴリから何か新しいミュージックアプリをダウンロードして使ってみてはどうだろう。AppStoreには、それこそ毎月のように様々な趣向を凝らした音楽アプリがリリースされている。自分のライフスタイルにぴたりと合ったアプリを見つけることができれば、音楽を聴くことがもっと楽しくなるだろう。

今回はここ3カ月内にリリースされたミュージックアプリの中から、これは面白い! と感じた5つのアプリを厳選してご紹介しよう。

Rondo Player

Rondo Player

Rondo Player」は、まるでコンサートホールにいるような臨場感を味わえる音楽プレーヤーアプリ。使い方はとてもシンプルで、楽曲を再生したらiPhone本体を傾けるだけ。すると音の聞こえてくる方向が変わることに気づくはずだ。再生中は真ん中のエフェクトで、音がどちらから聞こえてきているのかビジュアルで見ることができる。タップすると広がりの大きさを3段階に分けることができるので気分によって使い分けよう。大きな円になるほど、広い会場で聴いているような感覚だ。「これだ!」と思う状態になったら、右上の「Lock」をタップすればその状態で固定できる。よくわからなくなってきたら「Reset」で一旦初期設定に戻すか、または左上の「Rondo」をタップして効果を一時的に消すと違いがわかりやすくなるはずだ。

当然といえば当然だが、ヘッドホンやイヤホンをつけないとこのアプリの効果を実感することはできない。イコライザアプリは他にもたくさんあるが、これはちょっと違った方向性で音楽を楽しめる面白いアプリである。いつもと気分を変えたいときにいかがだろうか。

Shaker

Shaker

昔に比べるとCDを買う頻度はぐっと減ったのだけど、やはりお気に入りのCDを手元において眺めたり整理したりするのは楽しいものだ。凝ったアートワークと歌詞カードを見ながら大好きなミュージシャンのアルバムを聴く喜びは格別なのである。そんなアナログな楽しみ方をiPhoneで実現できるアプリが「Shaker」だ。このアプリは、机の上に並んだCDを指で自由に動かして、本物のCDを触るように曲を選んでかけることができるというもの。iPhoneをシェイク(またはリロードボタンをタップ)することで、机の上のCDがシャッフルされ入れ替わる。これも無作為ではなく、ユーザーの再生状況を分析して最適なCDを選んでくれるのが嬉しいところだ。

無機質に並んだリストの中から曲を選んで聴くのも別に悪くはないのだけど、たまにはこういうほんの少し遊び心が入ったアプリで楽しむのもいいんじゃないだろうか。