NECカシオモバイルコミュニケーションズは19日、スマートフォン2013年春モデル新商品説明会を開催し、MEDIASシリーズ最新作となる「N-04E」及び、「N-05E」を発表した。同社は昨年の秋冬モデルとして「N-02E」、「N-02E ONE PIECE」、「Disney mobile on docomo N-03E」を投入済みであり、これで2012年度下半期に合計5モデルを投入したことになる。中でも特に注目されているのは、表と裏に2つのディスプレイを搭載し、広げて使うこともできる「MEDIAS W N-05E」だ。今回は説明会で語られた内容と、それぞれの機種を実際に操作した感触をお届けしよう。
MEDIASは2011年3月にNECカシオモバイルコミュニケーションズから市場に投入されたAndroidスマートフォンブランド。堅実に製品を市場へ送り込んでいる印象があるが、同社の商品企画部部長・辻氏によれば、「まだまだ存在感を出せていない」という。
そんな同社が打ち出すキャッチコピーが「SMARTPHONE IS MEDIAS これぞスマートフォンと呼ばれるモノを。」である。iPhoneやXperia、GALAXYシリーズなどが人気のスマホ市場においてMEDIASの存在感を増すために、同社は自社の強み・技術を惜しみなく注ぎこんだ新たなMEDIASで攻勢に出る。
その一つが、「PLUSPROOF」を売りにした「N-02E」。昨年12月に発売された機種で、「対落下衝撃性能」「防水性能」「防キズ性能」「防塵性能」「防指紋&防汚コーティング」という"5つの安心"をアピールする。辻氏曰く、「社内の人間の話ですが、うっかり線路に落としてレールに叩きつけられても問題ありませんでした」とのことで、特にアウトドアなど過酷な環境において重宝しそうな機種である。
次に、4月発売予定の「MEDIAS W N-05E」。キャッチコピーは「NEXT Standard」。パッと見は普通のスマホに見えるが、実は裏面にもディスプレイを搭載しており、端末を広げることで2画面をつなげて使うことができる意欲作だ。今回もっとも注目された端末である。