「偉人」と呼ばれる人は、普通、フルネームで呼ばれます。例えば、「坂本龍馬」、「勝海舟」などです。そんな偉人の中の一人、例外がいます。それは、西郷隆盛です。

彼の場合、ついつい「西郷さん」と、「さん」付けで呼んでしまうのではないのでしょうか?

「偉人」と聞くと、「しっかりしている」「マジメそう」、「真剣に生きる」というようなイメージですが、西郷さんの場合は「大らかそう」、「人が良さそう」というイメージがあるのではないでしょうか?

「もし幕末にスマートフォンがあったなら、西郷さんはどんなアプリを使っていたのでしょう?」そんなことを空想してみるのも面白いのではないでしょうか。無理を承知の上での試みですが、歴史のエピソードとともに、「西郷さんがスマホを持っていたら使っていたかもしれないiPhone/Androidアプリ」を5つ厳選して紹介します。

言い訳メール

西郷さんというと、「おおらか」「温厚」というイメージがあるかと思いますが、かなり頑固で自分が正しいと思ったことは、目上の人にも媚びずに意見を言う性格だったとも言われています。特に若い頃はその気質が強かったようです。西郷さんが満35才になる年のエピソードを紹介します。

薩摩藩(鹿児島)のエライ人が自分の考えを、当時はまだ身分が低かった西郷さんに述べて、「どう思うか?」と尋ねたところ。西郷さんは「んなもんできるか!」的なことを言い放ち、最後に、「(世間知らずの)ナカモン」という、いらんヒトコトまで言ってしまったと言われ、当然このエライ人は大激怒。周りがなだめるのに大苦労したと言われています。

同じ年、西郷さんはこのエライ人の命令を無視してスタントプレーをしたことが再び逆鱗に触れて、2年間も沖永良部島に島流しにされるという経験もありました。

そんな西郷さんには、「言い訳メール」というアプリがお勧めです。これは、パターン別の言い訳がたくさん載っていますから、チョンチョンと指で画面を操作すれば、アッという間に言い訳のメールが完成です。エライ人に怒られたとしてもすぐに「あん時はゴメンネ」的なメールを送れば、2年間の島流しは許してもらえたことでしょう。

言い訳メール

アプリ基本情報(2013年1月17日現在)
対応OS Android 2.1以上 価格 無料

温泉天国

徳川幕府が潰れた、西郷さんが満41才の年の話です。西郷さんはこの頃から幕府を倒す運動の疲れからか、体調不良に悩まされることが増えてきます。

そこで故郷の薩摩藩(鹿児島)に帰ったあとは、温泉に行くことが多かったそうです。しかし、時代が西郷さんの隠居を許さず、戦闘の応援で新潟、福島、山形などを点々とさせられました。

無事、戦闘に勝ち、薩摩藩(鹿児島)に戻って、また温泉に入っていると、今度は、薩摩藩(鹿児島)の殿様が自ら温泉に来て「鹿児島での仕事を手伝ってくれ」と言われ、仕事復帰させられます。しばらくすると今度は、「北海道での戦闘の応援をお願いします」と言われ、北海道に行くハメになるのです。

西郷さんは本来、ゆっくりのんびり過ごしたい人のようですが、放っておいてもらえない人のようなのです。

そんな、各地をあわただしく移動する西郷さんには、「温泉天国」がお勧めです。このアプリは、現在位置からでも、各都道府県からでも、温泉の場所を探せます。ですから、どの地域に行っても、温泉を見つけてリラックスすることができたでしょう。

温泉天国

アプリ基本情報(2013年1月17日現在)
対応OS Android 1.6以上/iOS 4.2以降 価格 無料