ソニーが提供するワイヤレススピーカーシステム「SRS-BTM8」は、Bluetooth標準規格Ver.3.0とNFCに対応した製品。AndroidスマートフォンをはじめとするNFC搭載デバイスをタッチすれば簡単にペアリングでき、音楽をワイヤレスで楽しめるようになる。また、ハンズフリー通話にも対応する。本稿ではこの製品の魅力についてお伝えしたい。
音質が重視された設計
本製品は上部にハンドルがついており、持ち運びに便利な形状になっている。搭載するスピーカーの直径は50mm(フルレンジ)で、エンクロージャー方式はバスレフ型。高い密閉度を確保し振動板の可動範囲を拡大することで、豊かな低音の再生を可能にしている。また、スピーカーユニットの左右の各部を仕切ったことで、ステレオらしい臨場感ある音を実現した。アンプ部の総合出力は4W。製品サイズは約24.5(W)×8.8(D)×18.5(H)cmで、重さは約1,060g(乾電池の重さを含む)。カラーバリエーションはホワイトとブラックを用意している。
背面にはAUDIO IN端子を搭載しており、別売のオーディオ接続コードを使えばオーディオ出力端子をもった再生機器全般で音楽が楽しめるようになる。電源はAC電源と乾電池の2電源に対応する。同梱されるACアダプター使用時の消費電力は6W。ソニー製単3形アルカリ乾電池4個を使えば、約20時間の連続再生が可能だ。コンセントのない場所でも音楽が長時間楽しめるので、利用シーンが広がる。
Bluetooth標準規格Ver.3.0に準拠するほか、NFCに対応する。Bluetoothの対応プロファイルはA2DP、AVRCP、HFP、HSP。音楽を聞いている最中に音声着信があった場合は、SRS-BTM8のハンドル部に搭載された受話ボタンを押すことで通話を開始できる。