NTTドコモから2012年秋モデルが発表され、KDDI(au)、ソフトバンクモバイルから「iPhone 5」が発売開始となるなど、ますます注目を集めるスマートフォン。このところ立て続けに新機種が発表されているが、現在発売中の端末の中には、これら最新機種に劣ることのない、デザイン・機能を備えているモデルがある。そのひとつが「GALAXY S III SC-06D」だ。
GALAXY S III SC-06Dは、4.8インチディスプレイ、1.5GHzのデュアルコアCPUを搭載したスマートフォンで、OSにAndroid 4.0(Ice Cream Sandwich)を採用。機能面では、下り最大75Mbps/上り最大25MbpsのドコモのLTEサービス「Xi(クロッシィ)」や日本の携帯電話でおなじみのワンセグ、おサイフケータイに対応する点が特長だ。
■主な仕様 [製品名] GALAXY S III SC-06D [OS] Android 4.0 [CPU] MSM8960(デュアルコア 1.5GHz) [内部ストレージ] 32GB [ディスプレイ] 約4.8型(1280×720ドット)HD SUPER AMOLED(有機EL) [カメラ] 背面:約810万画素CMOS/前面:約190画素CMOS [バッテリー] 2100mAh [連続待受時間] 3G:約400時間/LTE:約270時間/GSM:約330時間 [連続通話時間(音声通話時)] 3G:約500分/GSM:約600分 [寸法] 約137×71×9mm(最厚部 約9.4mm) [重量] 約139g [主な機能] LTEサービス「Xi」、FOMAハイスピード、ワンセグ、おサイフケータイ、無線LAN(IEEE802.11a/b/g/n)、Bluetooth 4.0+LE、GPS、Wi-Fiテザリング、spモード、国際ローミングサービス「WORLD WING」など
本稿では、外観デザインや搭載機能をおさらいしながら、GALAXY S III SC-06Dの魅力を改めて紹介していきたい。
高精細な有機ELディスプレイ「HD SUPER AMOLED」を採用
GALAXY S III SC-06Dのディスプレイは、4.8インチ(720×1280ドット)の「HD SUPER AMOLED」だ。HD SUPER AMOLEDはサムスン電子が独自技術で開発した有機ELディスプレイで、高い視野角/コントラスト/消費電力を実現したもの。日光下における視認性にも配慮しており、いつでもどこも高精細な動画・静止画を楽しむことができる。
4.8インチの大型ディスプレイを収めるボディのサイズは、約71(W)×137(H)×9~9.4(D)mm・約139g。大画ディスプレイを搭載しながら、厚さ約9mmの薄型化を実現した。また、背面に側面から背面にかけて丸みをもったラウンドフォルムを採用するなど持ちやすさにも配慮している。
高速起動が可能な約810万画素カメラを搭載
高精細かつ大型なディスプレイの利点を生かした機能のひとつがカメラ機能だろう。GALAXY S III SC-06Dでは背面に約810万画素、約190画素カメラを搭載。背面、表面ともに裏面照射型CMOSセンサーを搭載しており、暗い場所でも綺麗に撮影することが可能だ。
カメラ機能としては、ロック画面からの高速起動に対応。約0.3秒間隔の連続撮影が可能な「連写モード」、連続写真からベストな1枚を自動選択する「Best Photo」、撮影画面で撮りたい人物の顔をダブルタップすると、自動でズームアップとピント調整を行う「Face Zoom Up」といった機能も搭載する。
なお、背面のメインカメラの最大撮影サイズは静止画像の場合は3264×2448ドット、動画は1920×1080ドットのフルHDとなっている。