日本の携帯電話でおなじみの機能も利用可能に
高精細なディスプレイ、多彩な機能を搭載したカメラのほかにもGALAXY S III SC-06Dは、多彩な機能を備えている。その中で特に注目なのが、日本の携帯電話でおなじみのワンセグとおサイフケータイに対応した点だ。これまでワンセグとおサイフケータイの非対応が理由で、GALAXYシリーズの購入を躊躇していた方には朗報だろう。
本稿では特にGALAXY S III SC-06Dで初めて対応したおサイフケータイについて触れておきたい。おサイフケータイ機能では、あらかじめインストールされている専用アプリを起動・設定することで、モバイルSuicaやiD、nanacoモバイルなどの電子マネーサービスが利用できるようになる。もちろん、以前使っていたおサイフケータイ対応スマートフォンで得たポイントなども引き継ぐことができる。
機能面ではこのほか、GPS、Bluetooth 4.0、無線LAN(IEEE802.11a/b/g/n)、spモード、国際ローミングサービス「WORLD WING」などをサポート。テザリングも利用可能で、最大10台のWi-Fi対応機器を同時に接続可能だ。
さらに、「電話帳を利用時に端末を耳にあてると自動発信」など端末を傾けたりする動作でアプリや機能を操作できる「Motion UX」、動画の視聴画面を小さくポップアップ表示させながら他のアプリを操作できる「Pop Up Play」、フロントカメラで目の動きを認識し、視線を外すと動作でディスプレイを消灯する「Smart Stay」といった機能も搭載する。
なお、ホームアプリはドコモの「docomo Pallete UI」とサムスン独自の「TouchWiz home」が利用可能だ。文字入力アプリは、サムスンの「Samsung日本語キーパッド」のほか、手書き文字入力アプリ「7notes with mazec」を搭載。キーボード左上のボタンをタップするだけで、文字入力アプリ(Samsung日本語キーパッド/mazec)を替えて利用することができる。このほかGALAXY S III SC-06Dは、タブレットなどの他の端末と無線で接続して写真やファイルなどのコンテンツを共有できる「AllShare Play」、スケジューラーの「Sプランナー」、手書きメモアプリの「Sメモ」、チャットアプリの「ChatON」などのアプリをプリインストールしている。
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GALAXY S III SC-06Dは、1.5GHzのデュアルコアCPU、Android 4.0を搭載するハイスペックモデルだ。2012年5月に発表されたドコモの夏モデルだが、最近発売された「iPhone 5」にも引けをとらない性能を備えており、同端末で話題となっているLTE通信でのテザリングもドコモのXi網が利用できる。
今後、秋冬モデルが発表されれば、価格面でさらに入手しやすくなることが考えられる。新たにスマートフォンの購入を検討している方は、GALAXY S III SC-06Dを選択肢に入れてみてはいかがだろうか。
(写真提供:ライターズハイ(日沼諭史/鈴木友博)、近藤謙太郎)