――レコーディングした曲がテレビで流れ、CDになったとき、想像していた以上の反応が返ってきたのではないかと思うのですが?
LiSA「本当にビックリしました。私の曲の前に、marinaちゃんが歌っているほうが先に出ていたのですが、それもすごいプレッシャーになりました。どうしよう、私の曲が売れなかったらって(笑)。そういったプレッシャーのほうが大きかったので、聴いてくださった皆さんの反応をみて、一気に安心した部分もありました。自分も受け入れてもらえてよかったという安心感のほうが大きかったですね」
――そして実際にファンの方の前で歌ったときはいかがでしたか?
LiSA「最初に皆さんの前に立ったのは、CDが出る前に行われたインストアイベントだったのですが、ステージに立って、歌い始めた瞬間から、すごく温かいお客さんだなって感じて、この人たちと一緒にライブをするのは楽しいなって思いました」
――おそらく、これまでにLiSAさんが立ったステージとは、反応がまったく違っていたのではないかと思います
LiSA「そうですね、それまでに歌っていたライブハウスでの反応などとはまったく違いました。本当に、皆さんが自分から絶対に楽しむぜっていう気持ちで来てくれるので、その気持ちがすごくうれしくて、私自身のテンションも一緒にあがっちゃいました」
――そんなガルデモのユイとしてのLiSAさんから、今度はLiSAさん個人としての活動になるわけですが、そのあたりは不安と期待のどちらが大きいですか?
LiSA「もちろん不安のほうが最初は大きかったです。せっかくここまでユイちゃんに支えてもらって、すごくたくさんの方に聴いてもらって、本当に夢のような時間を過ごさせていただき、皆さんも『ユイちゃん、すげー』みたいに思ってくれているのに、ここでLiSAになった瞬間、『なんだ、こんなもんか』って思われるようなものを出してしまったら、ここまで支えてくれたユイちゃんにも、ここまで応援してくれたガルデモのファンの方にも、そしてガルデモ自身にもすごく申し訳ないですし、麻枝さんにも申し訳ないなと思っていたので、正直プレッシャーがすごかったです。でも、みんながLiSAなら大丈夫だよって、私以上に私を信じてくれているのがすごくうれしくて、それに対して自分がビビッていてはいけない、絶対にやってやるという気持ちでやらないとダメだなっていうことに気づいてからは、逆に気合が入った感じですね」
――そして今回リリースされるミニアルバムは、そんなファンの方たちの期待にもしっかりと応えられる一枚という感じですね
LiSA「もちろんです(笑)。ただ、私はこれは始まりだと思っていて、やはりライブで育てていくと言いますか、ライブを重ねて、どんどん歌いこんでいくことで、10年後、20年後に聴いたときには、たぶんまったく違うものになっているのではないかと思っています。そういう意味では、始まりとしての『Letters to U』を楽しんでいただきたいですね」