米Appleは8日(現地時間)、米カリフォルニア州クパチーノにある本社で次期モバイルOS「iPhone OS 4」のプレビューイベントを開催した。
速報のとおり、iPhone OS 4では開発者向けに1,500以上のAPIが追加され、また100を超える新機能がユーザーに提供される。この日のイベントでは、その中から「マルチタスク(Multitasking)」「フォルダ (Folders)」「メール強化」「iBooks」「エンタープライズ向け強化」「Game Center」「iAd」の7つをiPhone OS 4の新機能の柱(Tent-Pole Features)として紹介。数多くのデモを披露した。
「マルチタスク」は、iPhoneアプリ開発者やiPhoneユーザーから熱望されている機能の1つだ。現行のiPhone OSでは一部のアプリを除いて、バックグラウンドでの動作が認められていない。例えばインターネットラジオをバックグラウンドで聞きながらメールをチェックするというような、複数のアプリを同時に使う作業ができない。それがiPhone OS 4では可能になる。
iPhone OS 4で複数動作しているアプリを切り替える方法はシンプルだ。[ホーム]ボタンをダブルクリックすると、画面の下に動作中のアプリのアイコンが横一列で現れる。アイコンをタップすると、そのアプリが前面になる。