次世代無線通信規格「モバイルWiMAX」。日本ではUQコミュニケーションズが国内初のサービス提供事業者として「UQ WiMAX」を発表し、2月26日から首都圏で試験サービスを開始している。試用する機会を得たので、通信エリアや速度をレポートしよう。
モバイルWiMAXサービスはどのようなものなのか? UQ WiMAX対応端末のひとつ「UD01NA」(NECアクセステクニカ製)を実際に利用し、サービスエリアにフォーカスしてその使用感をレビューする。
パソコンへのインストールは非常に簡単
UD01NAは、USBタイプのデータ通信カードで、サイズ・重量はW 33×D 110×H20(キャップを含む)・約37gとコンパクト。対応OSは日本語版Windows XP(SP2以降)/Vista(32bit)となる。現在発売されているUQ WiMAX対応端末の仕様は以下の通り。
型番 | UD01NA | UD01SS | UD02NA | UD02SS |
---|---|---|---|---|
インタフェース | USB 2.0 | PCカード | ExpressCard/34 | |
重量(約) | 37g | 18g | 40g | 30g |
サイズ(W × D× H) | 33×110×20mm | 27×62×11mm | 54×124×8mm | 36×110×11mm |
ユーティリティ | なし | CD-ROM付属 | ||
対応OS | 日本語版Windows XP(SP2以降)/Vista(32bit) ※UD01SSとUD02SSは、4月14日よりMac OS X 10.4 / 10.5にも対応 |
現行4製品の中でUD01NAは、唯一のオートインストール対応モデルとなっている。端末をPCのUSBポートへ接続するだけでインストーラが起動し、即座にドライバとユーティリティをイントールできる。その後PCを再起動すればインストールは終了だ。インストール後はPCを起動すると、ユーティリティが自動で起動する。端末が接続済みであればそのまま電波を捕捉し始める。
ユーティリティは、デフォルトの設定では自動で起動・接続する設定になっているが、手動設定に変更可能。また通信量のカウントは通信の切断ごとにリセットされるので、1回のデータ通信量は確認できるが、それ以前の通信量を積算した表示はできない。
ユーティリティのウィンドウ。表示はシンプルでアンテナは両サイドに5本表示される |