ついに発売されたアイドルマスターSP

下田「律子さんのファンは業界に多い(笑)」
若林「平均10枚は買ってくれるので、売上はいいと思いますよ(笑)。亜美・真美のファンの人は、亜美と真美で1枚ずつ買わなきゃいけないから大変だよ」
下田「1枚ずつなんてもんじゃないですよ。愛情の分だけ買っていただけたら(笑)」
若林「でも私たちにとっては、本当に真面目に作った感じがするよね」
下田「そうだね」
若林「色物コンビだけど、ふざけているところはある? トークはちょっとふざけたけど(笑)」
下田「だいぶ、ふざけた(笑)」
若林「けっこうアドリブして、録り直したりもしたもんね」
下田「ひっさびさに亜美・真美をチョー満喫したなって感じするね」
若林「今回のCDは、亜美・真美とか律子とかだけど、下田麻美、若林直美と言って出しても恥ずかしくないです。今までは恥ずかしかったのかといわれると、ちがいますけどね(笑)」
下田「何が言いたかったかというと、『アイドルマスターSP』が発売された後なので、絶対にファンも増えているはず。ということは、かなりの売上になること間違いなし、と。この言っていることの意味がわかりますね、みなさん(笑)」
若林「たくさん買ってという意味ね」
下田「早い人だともうエンディングを迎えていたりするらしいですよね」
若林「私ね、今まさに『SP』をやっているんですけど、律子をまず最初にやりました。そして思ったのが、『うるさいこの女』(一同笑)。がっかりする。だってね、『おはよう』って言って『おはよう、りっちゃん』とかって返すと、『何ですかその挨拶』とか言われるし、すごくテンションが下がっているときに、なんとか気持ちを盛り上げなきゃと思って選んでいるのに、『もう意味わかりません』とかいって」
下田「絶対に仲良くなれないよね。律ちゃんと」
若林「いや、でも、ちょっと可愛いよ。アイドルアルティメイトが進んでいくとすごい可愛い。でも途中は、耳が痛いくらいうるさい。だから厳しいと思います、律子で新しいファンをつかむのは。でも、『うるさいな、この女』とか思った後に『livE』を聴いていただくと、その裏の気持ちがわかる。あ、うまくまとまった(笑)」

プロデュースしたいキャラクターはやっぱり

下田「(プロデュースしたいアイドルを聞かれて)どうしようかな、3秒待ってください」
若林「1、2、3」
下田亜美・真美。私はまだ全然やっていないので、まず自分が声を吹き込んだ、自分の一部でもある彼女たちが、実際にどのように動いているのかな、可愛い顔をしているのかな、というのを再確認の気持ちも込めまして。あと歌って踊っている姿もね。亜美・真美というのは、私自身もオーディションを受けさせていただいたときに、一番最初にビビッときたキャラクターなので、やっぱりいつまでも気になりますね。彼女たちが周りにどのように思われているのかなっていうのもすごく気になる部分なので、やっぱり一番に彼女たちをプロデュースしたいですね」


とにかく『アイドルマスターSP』は泣ける!?

若林「(律子のこれまでの変化を聞かれて)まずフォルムが変わっているじゃないですか。すんごいアゴがとんがってたし」
下田「みんなそうだよ」
若林「そうだよね。それがXbox 360で綺麗になって、マルッとして、プリンとして、ブルンブルンってしていくっていう感じだったんですね(笑)。内容的にはXbox 360とアーケードだとそんなに大差はないはずなんですよ。ただ今回のPSPは、『ストーリーモード』というのがあって、本当に一人のアイドルを親身になってプロデュースして、アイドルアルティメイトで勝ち残っていくというものなので、愛情度がちがいますね。まずうるさいって言いましたけど、丸いところもすごくよく見えるし、『営業』に連れて行って何かコメントするっていうだけじゃなくて、彼女の心理面の深いところが見えてしまうので、すごい彼女の嫌なところもわかるんですよ。律子と美希っていう2人の対決を傍で見守っているプロデューサーという立場からすると、すごいどっちも可愛くなるの。美希も可愛いし、律子も可愛いし。でも、今は律子をプロデュースしているから律子オンリーみたいな気持ちになって、最後のアイドルアルティメイト優勝あたりのくだりとかは、もう我ながら、手前味噌で申し訳ございませんが、泣ける。とか思いながらも、どちらかといえば、美希に泣かされる、みたいな(笑)。美希かわいそうだよ、みたいな感じになっていくんですよ。真と響のときもそうでしたね。今、亜美・真美を始めたばかりなので、貴音と亜美がどうなっていくのかが楽しみです」
下田「いやぁ、泣くよ、ラスト」
若林「泣く? やっぱり。でも真のときもウルっときたから、これ全員に泣かされるんじゃないかと思った」
下田ウルッ、なんてもんじゃないからね」
若林「本当? 号泣?」
下田「私の台本がびっちょびちょになって、帰り大変だったんだから」
若林「マジで?」
下田「カバンからポタポタと……」
若林「それは、いいすぎでしょ」

(次ページでは、ライブ、ファンへのメッセージ、そして……)