基本的に既存のau携帯電話は同サービスで利用可能となっているが、顧客のニーズの多様化に対応するため、法人向け新端末「E05SH」「E06SH」を投入する。

E05SH

E06SH

E05SHは、顧客のニーズに応じてカスタマイズが可能な法人向けのストレート端末。GPS/ドキュメントビューアー/おサイフケータイ/名刺リーダーなど一般的な携帯電話の機能に加えて、防水/指紋認証/堅牢性/リモート管理といった企業ニーズに対応した機能も標準機能として搭載する。その上で細かなカスタマイズに応じるとともに、構内PHSまたは無線LANの対応を追加することもできるようになっているのが特徴だ。

両モデルのベースは同じ。カスタマイズ性を高めたE05SHと、バーコードスキャナ搭載のE06SHで区別できる

構内PHS・無線LANについては、端末のSDIOスロットにカードを挿入することで対応している。構内PHS・無線LANで内線網を構築している場合は、従来のau携帯を内線電話として利用することはできないが、E05SHであれば社内では構内PHS・無線LANの内線、社外ではau携帯の内線として利用でき、置き換えが可能になる。

E06SHは、ベースはE05SHと同等ながらSDIOカードによる拡張は非対応となる。その代わり、本体背面に小型の二次元バーコードスキャナを搭載しているのが特徴だ。通信機器とスキャナを個別で持ち歩く必要がなくなる。

構内PHSカード(左)と無線LANカード

構内PHSカード挿入したところ。防水性能を維持するため、カードの挿入はKDDIが行う予定

両端末ともに、発売は4月で、構内PHS・無線LAN用のSDIOカードは夏に発売する予定となっている。

E06SHの背面にあるバーコードスキャナ

E05SHのカスタマイズ例とバーコードスキャナの活用例