既報の通りウィルコムは14日、かねて商品化がアナウンスされていたウルトラモバイルPC(UMPC)を「WILLCOM D4(ディーフォー)」の名称で正式発表した。製造はシャープが行い、OSはマイクロソフトのWindows Vista Home Premium、CPU等のハードウェアプラットフォームはインテルのCentrino Atomを採用した(今回の報道発表は以上4社連名の形式をとっている)。

「WILLCOM D4」とBluetoothハンドセット

1,024×600ドットの表示・タッチパネル操作に対応した5型ワイドTFT液晶ディスプレイ、スライド式のQWERTYキーボードを搭載する。ディスプレイの両横にはマウスの左右クリックに相当するキーと、マウスポインタの移動とスクロール操作が可能なタッチパネル式のコントローラーが用意されており、キーボードを閉じた状態でも操作が可能。

キーピッチは約12.2mm。スライドを閉じた状態、開いた状態、さらにディスプレイ部分を引き起こした状態の3種類のスタイルで使用できる

左側面にはW-SIMスロットとmicroSDカードスロット

右側面にはワンセグのアンテナとスタイラスを収納

前面にはクレードル接続用の拡張端子(左)とUSB(miniAB)端子

背面にはシャッターボタン、画面回転ボタン、電源ボタン、平型イヤホンマイク端子、排気口が見える

画面回転ボタンを押すと縦長表示に切り替わる