HT1100
F1100に対して、メインターゲットをコンシューマに設定したHT1100(HTC製)は、タッチパネルを使った独自のUIである「TouchFLO」を採用。米Appleの「iPhone」のように、画面上で指をスライドさせると電話帳が表示されたり、電話帳がスクロールしたり、Webブラウザのカーソル移動ができたりと、直感的な操作を可能にしている。
待受画面には独自の「HTC Home」画面を表示可能で、大きな時計を表示する時刻表示に加え、タブの切り替えで天気予報、ランチャー、着信音設定を簡単に表示できる。コンシューマ向けの機能として、プレイリストにも対応したオーディオプレイヤー、海外でも使えるFMラジオチューナー、YouTube Mobileも再生可能な「ストリーミングメディア」などを搭載。
FOMAハイスピード、W-CDMAとGSMに対応した国際ローミング、パケット定額サービス「Biz・ホーダイ」もサポートする。
きょう体はF1100と同じくスライド式の10キーを備えた、普通の携帯電話と同等の外観。厚さは16.5mmで、一般的な携帯電話と同じ使い勝手を実現している。
HTCのCEO・Peter Chou氏は、HT1100に採用したTouchFLOについて、2年間の研究を重ねたユーザーインタフェースだと話す。たとえば画像ビューアーでは指を画面上で右回りに回すとその部分を拡大表示するといったジェスチャー機能もサポート。スタイラスと指の違いも認識するなど、同様のタッチパネル機能を備える他社の端末よりも優れている点を強調している。